マンガレビュー:夢幻紳士[幻想篇]


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僕が本当に小さい頃ですからもう20年近く?も大好きなマンガの最新刊が出ました。
今、一気に読み終わって、うっとり陶然としています。これです↓

 
 
Mugen2005121801夢幻紳士 幻想篇
高橋 葉介 (著)

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「夢幻紳士」は、何とも不思議なマンガです。ちょっと一言では説明できない。
なので、ここでは僕が一番気に入ってる部分を紹介することにします。

僕が夢幻紳士の中で一番気に入っているのは、その雰囲気です。

登場人物たちの古風なファッション、筆で描かれた絵柄、イマドキでない言葉。

それは、「近代日本文学的な」「大正/昭和初期的な」あるいは「江戸川乱歩的な」と表現していいと思います。
言葉では伝わりにくいと思うので、何ページか失礼して紹介させていただきます。

 
 
Mugen2005121802 Mugen2005121803

Mugen2005121804 Mugen2005121805

 
 
まあこんな感じで、手塚チックな絵柄のくせに、「怪奇譚」的な雰囲気が漂ってるんですよね。
あと、キャラのモチ肌切れ長の目も好き。この「幻想篇」にはあまり出てきませんが、特に女性のモチ肌感が逸品です。

ストーリーの方も絵柄に沿った内容になっています。どことなく古風な設定の中、とも現実ともつかない、そして怖さを感じるような、不思議な感じ。
夢幻紳士は、大きく分けて少年の夢幻魔実也が活躍する「冒険活劇篇」と青年の夢幻魔実也が活躍する「怪談篇」があるのですが、特に怪談篇の方は、江戸川乱歩にホラーをミックスしたような、独特な雰囲気があります。
基本的に短編集になっているので、話が判らなくなることも少ないです。

今回の「幻想篇」では、夢幻魔実也は1人の少年をひたむきに守り続ける「黒い守護天使」として登場します。
いつもよりさらに夢と現実の境目を行っていて、まるでリアリティはないですが、お好きな方はドップリと夢幻紳士ワールドに浸れる内容になっています。

デビッド・リンチ監督の「マルホランド・ドライブ」のような、ひっそりとして奥が深そうな怖さがあると言えば、同映画を見たことある方なら判るでしょうか?

耽美とかビジュアル系とかゴスロリとかは苦手な僕で、オカルトとかホラーとかも避けて通り、ミステリーもあまり好きではないのですが……なんなんでしょう? 何故か心の深い部分をくすぐられます。
たぶんマイナーなんだろうなあ、このマンガもこの作者も。
とてもとてもセンスがいい作品なので、みんなも読んでみたらいいのに。

 
 
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江戸川乱歩全集 第3巻 陰獣
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