iPhoneか日本のケータイか


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「iPhoneどうですか?」っていう質問をほぼ毎日受けます。
個人的には以下のような評価になります。この文章は何日か前に友だち向けに書いたものなのですが、まま好評だったので、多少リライトしてここに再掲載するものです。
長文なので、興味ある方だけどうぞ。

 
 
iPhoneは、僕から言わせると「未来を触っている」感覚のガジェットです。
なので2008年現在にドンピシャじゃないので、もちろん今は日本のケータイの方が全然使いやすいです。

でも、日本のケータイの進化の方向って、もう結構袋小路なんじゃないかと思うんですよね。
溜め込んできた諸機能が多すぎて大きな冒険ができない。成長カーブでいうともうほぼ水平。
iPhoneはまだ荒削りだけどすごく未来的で夢たっぷりで、だから触ってるだけでドキドキワクワクするんです。

で、僕は、そういうドキワクだらけのガジェットが大好きです。
先日も夜にカフェに行くときに、iPhoneからGoogleマップを開いて、左下のGPSボタンを押したら、僕のいる位置がビーコンみたいにGoogleマップ上でピコンピコンしはじめました。歩くとちゃんと位置も変わっていきました。
「うわGoogleマップに自分の位置が出てる! 歩くと位置もちゃんと変わる!」と、大興奮しました。サービスとしてはNAVITIMEみたいのが既に日本でもあるけど、あんなに作りこんだサービスじゃなくて、Googleマップというネット上の他デバイスで既に展開されているサービスが、この小さなガジェット上で、ボタン一発でこんなカーナビシステムに変貌した、みたいなところが感動なのです。
これは、デモを見るだけじゃわからないかも。iPhoneを自分のものにして、自分で街で使って、はじめてわかる感動かもしれません。

 
 
でも、iPhoneはまだ荒削りなので、日本のケータイで当然できる(そして僕がヘビーに使いまくっている)機能がありません。
コピペできないし、定型文の登録もできません。
絵文字もできないし、文字予測変換も未完成かつ重いし、ケータイ版mixiとかモバゲータウンとか見れません。
xxx@i.softbank.jp宛に来たメールをバックアップのためgmailに転送することもできないし、カメラはズームもムービーもNG。
ワンセグもお財布ケータイもありません。電話の音声はやや聞き取りづらいです。

PCにできることもできません。
ニコニコ動画というかFlashやJava系は丸ごと観れないし、mixiなどの一部サイトは異常に見にくく、メモリ管理の関係か何かでブラウザが落ちまくります。
App Storeのアプリは、現時点では長く使う面白いものはありません。

でも、触ってていちいち感動だらけでもあるのです。
小さな画面でフルのインターネットが見れるし、2本指で拡大や縮小が思いのままです。
YouTubeやGoogleマップは恐ろしく使いやすく、また表示が綺麗です。
日本語入力は非常にユニークで、慣れてくると入力自体が楽しくなります。
メールはGmailやYahoo!メールのようなメールを携帯メールのように扱えます。
iPodの機能もバッチリついていて、ブラウザや電話をしながらiPodも操作できます。動画PodCastingだってバッチリです。
どうしても我慢できないほど「これできねえのかよ」というのはありません。

そしてなによりも、デザインが優れています。

ボタンなどのハード的な要素をほとんど排除し、すべてエレクトリックでバーチャルなメタファーだけで処理しています。

そしてギリギリまで削ぎ落として残ったハードは、まるで高級万年筆のような「質の良いもの」感を漂わせています。カーブが優美で手になじみ、重さも気持ちい重量感で、ボタンがほとんどありません。手の中で弄ぶだけで気持ちいです。

ソフト面のユーザーインターフェースデザインも、人間の感性に沿った柔らかさを備えていて秀逸です。
たとえばスクロールでは最初と最後だけちょっと遅くなったりなど、触ってて気持ちい処理が細かくデザインされています。

他のあらゆるメーカーが「まあメーカーがやるデザインってこんなレベルだよね」というところに留まってる中、iPhoneの美しさは、ナオミは普段は僕のクラスメイトだけどファッションモデルでパリコレとかにも出てる、みたいに、完璧に段違いです。

 
 
と、ここまで書いて思ったのは、これって僕がMacに対して抱いていた思いと同じだな、ということ。
すごくいいトコがたくさんあるけど、ビックリするようなところが抜けてる。その抜けも含めて愛せるかどうかがポイントになる。

つまりiPhoneは良くも悪くも「超アップルっぽい」製品なんですね。

今の日本のケータイを捨てるのはちょっと便利さが損なわれてつらいと思うので、オススメしません。
2台目としてiPhoneを持ち、恐ろしく久々に出た「触るだけで楽しくなり、カスタマイズすればするほど愛しくなるガジェット」を心行くまで遊び倒すのが、iPhoneの正しい使い方なんじゃないかなと思います。
で、基本的にはiPhoneで携帯ライフを送り、どうしてもiPhoneでできないことはストレスを溜めずに既存のケータイでやる、と。

そして、そういう、美しく洒落ていて触っててドキドキする、という類の電子機器に別に興味がない人は、買わないほうがいいと思います。
きっと絶望します。

 
 
さよなら絶望先生 序 ~俗・絶望少女撰集~
出演: 神谷浩史, 野中藍 監督: 新房昭之

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p.s.で、今後のベストな展開は、日本のメーカーが一念発起して、アップル製品と従来の日本のケータイのいいとこどりをした、超クールなガジェットを作ってくれることです。がんばれニッポン!

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