子ども撮影用デジカメ選び狂想曲(前編)


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某月某日。僕は決死の形相をして、吉祥寺ヨドバシカメラの前に立っていた。

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決めていた。
今日は、今日こそは、カメラを買う、と。
カメラを買うまでこのヨドバシカメラから出まい、と。

思い起こせば今年の4月。それまで使っていたソニーのNEX-C3を手放して以来、僕はデジカメ難民だった。
そう、このお悩み相談募集の記事を書いてから半年も経つっちゅーのに、まだ買っていなかったのだ。

サボっていたわけではない。連日のように、FacebookやTwitterで心優しい方々にいろいろ教えていただき、価格.comやデジカメWatchを調べ、ヨドバシカメラやビックカメラで店員を捕まえては相談していた。

しかし、候補だけはどんどん増えていくが、なかなか決心がつかない。毎月のように出る最近機種に、いつも心を動かされる。

だが、そんな日々とも今日でおさらばだ。

もう買おう。買うぞ。いつまでもiPhoneのカメラに頼ってはいられない。

いや、iPhoneのカメラは良いのだ。使いやすいし、AF速度もまあまあ、画質も悪くない。
だから今までデジカメ購入に踏み切れなかったというのもある。

でも、子どもの運動会やハローウィンやお遊戯発表会やクリスマスなど、イベント盛りだくさんな季節が来る。
カメラを買うなら、今、ファイナルアンサーを出さなくてはならない。

で、冒頭に戻る。

僕はミッションをクリアするまで決して出れないダンジョンに入るような覚悟で、ヨドバシカメラの入口をくぐり、カメラコーナーに向かった。

相変わらず、これでもかというくらい多種多様なデジカメが鎮座ましましていて、圧倒された。

僕は立ち止まり、自らの心の内をもう一度真剣に見つめ、要件を整理した。

なぜデジカメが欲しいんだっけ?
子どもをより良く撮りたいからだ……

結果、僕は、重視するポイントを、以下の5点に絞った。

● オートフォーカスが速い
「あ! 今撮りたい!」と思ったその瞬間に撮れないと、子どもはすぐ飽きて別の行動に移ってしまう。

● バリアングル
人だかりの上から撮ったり、変な角度で撮ったり、子供と一緒に自撮りしたり。
バリアングルの使い道は幅広い。

● 動画撮影中に静止画も撮れる
動画を撮っていると、100%、静止画も撮りたくなる。
画質が落ちるのは承知だが、撮れないより千倍マシ。カメラとビデオカメラの2台持ちも、動画から後で静止画を切り出すのも、大変すぎる。

● 運動会で使い物になるレベルの望遠(ズーム)
風景を撮るための望遠ではなく、遠くから子どもを撮るための望遠。

● ファインダーがある
メインは液晶だが、ファインダーで狙いを定めるようにして撮りたいときって、結構ある。

画質や重量、バッテリーの持ち、デザインなどなども重要だが、僕の場合は、上にあげた5点に比べれば、優先度が下がる。

今まで多くの方からいただいた貴重な意見を胸に抱きつつ、もう今回はこの辺を基準に選ぶことに決めた。じゃないと、いつまで経ってもデジカメを選べない。

と、いうわけで、これらの条件を、その辺を歩いていた新入社員みたいな店員さんに聞いてみた。

その若者の店員さんは、「うーんっ?」と首をひねったまま1分ほど静止し、その後「ちょっと調べてきます!」と快活に返事をして、ダッシュでどこかへ走り去っていった。

元気なのは良かったのだが、彼はいつまで待っても、戻ってこなかった。

途中で魔物にでも喰われたのかもしれない。ここはダンジョンだから。
仕方なく僕は、他の店員さんたちに聞くことにした。

みな、一様に悩んだ。
特に難しいのが「動画撮影中に静止画も撮れる」というところらしかった。

「動画を撮る時は、こう、ヒュイーンと、ミラーが上がっちゃうんですよね。だからデジタル一眼レフだと絶対にこの機能はサポートしていませんね」

ミラーが上がっちゃうみたいな具体的なことを言われると、「ああ、どうしようもないんだな」という感じがすごくする。

画質が格段にいいのはやっぱデジイチなんだけど、今回は泣く泣く候補から外した(でもいつか欲しい!)。

しかし、まだまだデジカメはたくさんある。
そして、「動画撮影中に静止画も撮れる」は、高機能で高級なデジカメであればあるほど、サポートしていないようだった。

僕は売り場の中を歩いて歩いて、価格.comを眺めに眺めて、迷いに迷った。

30分も過ぎたころだろうか。
最初に相談した若者が、走って戻ってきた。

え? 今まで調べてたんだ?

「お客さま! こちらはいかがでしょうか!?」

若者が頬を上気させて、僕をとあるカメラの前まで連れていく。
彼が誇らしく指差したカメラは、これだった。

 
 
後編に続く

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