子ども撮影用デジカメ選び狂想曲(後編)


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【前回からの続き】前編はこちら

「お客さま! こちらはいかがでしょうか!?」

若者が頬を上気させて、僕をとあるカメラの前まで連れていく。
彼が誇らしく指差したカメラは、これだった。

 
 
ルミックス FZ200
Panasonic

[Amazonで詳細を見る]
[価格.comで詳細を見る]

 
えふぜっとにひゃく?
確かに最初から候補にはあげてはいたが、泡沫候補だった。
全然注目していなかった。ハッキリいって今まで忘れてた

しかし、調べれば調べるほど、僕の求める条件に一致したカメラだった。

● オートフォーカス
速い。

● バリアングル
ある。

● 動画撮影中に静止画も撮れる
画質は落ちるが、撮れる。

● 運動会で使い物になるレベルの望遠
このカメラは望遠機能がすごい。公式サイトでも大いに自慢しているが、全域F2.8で24倍ズーム。
こんな遠くから、結構大きく明るく撮れる。

Fz2002013112001

● ファインダー
ある。

うーん、これ、良いかもー。

調べてみて意外だったのだが、このカメラは、1年前に発売された機種にも関わらず、価格.comのデジカメ部門で未だにランキング4位につけている、ロングセラー製品だったのだ。

Fz2002013112002
(今見たら2位に上がってた。当時は4位だった)

知らなかった。

でも迷った。だってこのカメラの発売日はほぼ1年前。
デジカメの世界では、まったくもって新機種ではない。

それと、価格.comのレビューによると、「画質は普通」らしい。

僕はさらに、悩みに悩んだ。

脳が沸騰してウニになりそうだった。iPhoneのバッテリーも残り10%をきった。

何度心がくじけかけたかわからない。
あーくそぉ! ちょっと一休みしてタリーズにでも行って人間観察してぇ!
一度ならず、僕はヨドバシカメラの出口まで向かった。しかし、

妖精:「いちる! あなた決めたじゃない! 今日はカメラを買うまで店を出ないって!」

心が葛藤し、僕は出口の前でじっと立ち尽くす。地面を睨みつけ誘惑と戦う。
そして、諦めて肩を落とし、トボトボとカメラの売り場に戻る。

数時間後、とうとうラスボスは残り5体となった。

ソニー NEX-5R
オリンパス OM-D E-M1
パナソニック GX7GH3
パナソニック FZ200

どれにしようか、迷う。

確かに画質は大事だ。少なくともiPhoneとは明らかにレベルの違う画質であって欲しい(じゃないと新しくデジカメを買う意味がない)が……

けど……考えれば考えるほど……
僕の条件を全て満たしているのは、FZ200だけだ。
他は全て、画質はFZ200より良さそうだが、どれかの機能は諦めなくてはいけない。

ファインダーは諦めるか?
バリアングルは諦めるか?
動画撮影中は静止画を撮らないことにするか?

 

そして……

 

僕は買った。ついに買うことにした。

FZ200を!!!
キミに決めた!!!

HPもMPも0になる直前でようやくミッションをクリアした僕は、疲労困憊しながら代金を払い、商品を受け取った。
しかし、まだ迷いが残っていた僕は、もしかしたら後日機種交換に来るかもしれない旨を店員に告げた(ちょうどソニーが新しいαを翌週発表するという噂が流れていた)。

それから1ヶ月。

僕は未だにFZ200を使っている。
機種交換する気はない。とても気に入っている。
動画ボタンの反応が悪いのと、たまにOSがフリーズするという問題はあるが、決定的瞬間に起きるわけではないので、気にならない(これは相性の問題だろう)。

価格.comでのレビューどおり、どんな状況でも使えそうなカメラだ。
家の中での撮影、公園でのスナップ写真、家族の集合写真、旅行での風景写真。

運動会でのズーム撮影も問題なかった。
校庭のど真ん中で走る子どもを、応援席から撮影して、ちゃんと顔アップまで撮れる。
逆にこれ以上ズームできると、撮影したい対象を見失ってしまう。こんくらいでいい。

画質は……例えば以下は、夜に部屋の中で、普通に手持ちでオートで撮った写真。

Camera2013112206

これは昼間適当に公園を撮った写真。手持ちのオート。

Camera2013112208

もっと良い画質のカメラはたくさんあるが、僕的には画質も満足できるレベルだった。僕はこのくらいのクオリティでいい人間なのである。少なくとも今のところは。

たぶん、写真の善し悪しは、機械よりも腕や審美眼に左右されることが多いのだと思う。
どんなカメラを使ってたって、たとえば、自分がこんな動作を自然にできるようになれば、そりゃあいい写真が撮れそうだ。

「黄色い壁を見たら、なにも意識せずに、本能的に、手持ちのNIKON FEなりLEICAのシャッタースピードダイヤルを半段下げ、絞りを2/3段上げている。フレームの角をどこに合わせるかを見ていて、テクニックを意識している暇はない。」("シンプルということ" by Ken Rockwell を日本語に訳したより)

腕があればそれこそiPhoneでも、もっともっとレベルの高い写真が撮れる。そういえば昔ギズモードでこんな企画やったっけ。

iPhone写真家三井公一(sasurau)に、iPhoneで格好いい写真を撮るコツを聞いてきた

だから画質、というか、より良い写真を撮るために、腕は今後も磨いていきたいと思う(どのくらいまで行きたいかはともかくとして)。

しかし、バリアングルがない、とか、動画撮影中に静止画を撮れない、とかは、自分の努力ではいかんともしがたい。
だから今回はこのチョイスで良かった、というのが、現時点での結論です。

なによりも、この無限に続くかと思われた比較検討から脱出し、納得のいくカメラを買えて良かった。
これからも、たくさん撮って、慣れて、買い替えたり買い足したりしながら、記録を楽しんでいきたいと思う。

最後に。
このたびのデジカメ狂想曲にご協力いただいたみなさま、誠に、誠にありがとうございました!!!!!

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