クリストファー・ノーラン監督新作『インターステラー』は、宇宙版インセプション&パパは号泣必至


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人を文系と理系に分けるのは個人的にとても悶々とするのですが、この映画は、「科学が好きな文系」さん大好物だと思います(僕を含む)。
特に宇宙物理学(天体物理学)とかブラックホールとか量子力学とか相対性理論とか好きな方はたまらないかと(僕を含む)。

なんの映画かというと、『インターステラー』のことです。『ダークナイト』『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督の最新作。

大まかなストーリーはこんな感じです。

舞台はほぼ現代に近い地球。その地球が、滅亡に瀕している。人類は別の惑星に移住しなくてはいけないし、それに先立って移住可能な惑星を探さなくてはならない。
そんな、限りなく不可能に近い、途方もない計画を実行しようとする人々。いったいいつ、どのようにこのドラマは収束を迎えるのか……

と、聞くと、少しだけ心配になりますね。

「それだと、結構科学的に正しくないとダサくなるんじゃないの? 大丈夫?」

結論としては、この映画には、ブラックホールの研究などでホーキング博士と共に有名な理論物理学者キップ・ソーン博士が製作総指揮に名を連ねています。彼曰く、この映画の科学的正しさは、以下程度のレベルだとのことです。

「このストーリーは脚本家たちの豊かな創造力から生まれたものだが、既存の科学の範囲、あるいは、我々の知識のほんのすこし先にある、推定するのが妥当なコンセプトの範囲からは決して逸脱していない」

なるほど……実際に僕が観た感想としても、単なる娯楽SF映画ではなく、今の宇宙論や物理学をできるだけ下敷きにしている、という感触はしました(本物の科学者から見たら失笑ものと思われるシーンや、難しい専門用語を衒学的に多用して過剰にリアリティを演出しているシーンもありましたが)(「誰それが言ってるから正しいだろう」的な、いかにも文系な感想で恐縮です)。

スタートレックよりはジョディ・フォスターの『コンタクト』とかの方が近い印象。
「宇宙版インセプション」だと思えば全く問題ナッシングです。

しかし。
それよりも。
そんなことよりも。

この映画は、主人公とその娘のやりとりが泣かせるのです。
そう、この映画は、主人公と、その娘の、やりとりが、泣かせるのです。

この部分は全然SFではありません。情感たっぷりの、骨太なヒューマンドラマです。

愛情、愛情への疑い、伝わらない想い、愛の再発見。
泣けます。娘を持つパパなら、ほぼ間違いなく大なり小なり涙腺緩みます(恐らく息子のいるパパも)。

自分が同じ立場になったら、と思うと……いやー、あのパパ(=主人公)はよくやったよ。ホント頑張った。偉い、偉すぎる。リスペクトとしか言いようがない、と、映画の感想が全然違うものになっていきます。

どっち? この映画のメインはどっちなの?
星間飛行のとこなの? 父と娘のとこなの?

両方なのでしょう。お好きな方からお食べください、そんな映画です。映像や演技や音響も素晴らしいので、機会があったらぜひご覧ください。

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