スヌーピーというものに期待している全てが詰まっていた、映画『スヌーピー』


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自分は結構よく「チャーリー・ブラウンに似ている」と言われます(泣)。
なんでだろう? なで肩だし頭大きいしトコトコ歩くから? 
いずれにしろイケメンではないので、言う方は彼/彼女なりに褒めてるつもりらしいのですが、僕としては言われても全く嬉しくない……いやむしろここは落ち込む場面なのか……

と、思っていたのですが、映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』を観て、「チャーリー・ブラウンに似てるって、まあなかなか悪く無いじゃん」と思い直しました。

この映画、とにかく最高です。今年は映画の当たり年で、僕もたくさん観て、レビューも割とたくさん書いているのですが、マジでダントツでした。

この映画には、僕が「スヌーピー」というものに期待している全てが詰まっています。

僕が思うに、スヌーピーというのは、「子どもの世界」そのものです。
あそこには大人は出てきません。出てきたとしても、ゴニョゴニョとして単なる雑音としてしか登場しません。それぞれの生活感も見えません。
子どもたちは、チャーリー・ブラウンも、ルーシーも、ライナスも、シュローダーも、ペパーミントも、みんなしっかしとした軸を持って生きていて、そして、それぞれ大人ぶっています。
起きる出来事も、会話も、想像も、全て子どもらしくもあり、また、大人の世界を真似っ子した奇妙なカリカチュアでもあります。

だから、箱庭っぽいし、楽園っぽいんですよね。
守られた平和な世界。その中での出来事に一喜一憂して、日々を送る。
みんな自分を押し殺さずそのまま出している。やりたい放題だし言いたい放題。でも互いに互いを受け入れているから平気。

最初『スヌーピー』が3Dアニメになると聞いたとき、僕は全然期待していませんでした。理由は3つ。

● あの可愛らしい2D線画の世界を3Dで表現できるとは思えない
● 基本的にスヌーピー(というかピーナッツ)には長尺に耐えうるストーリーはない
● スヌーピー大好きだから、自分の中のスヌーピー像を少しでも壊してほしくない

でも心配は全て杞憂でした。

あのスヌーピーの世界を表現しようと、工夫に工夫を重ねられた技術的/芸術的努力には、本当に頭が下がります。この映像のニュアンスを作るために、BlueSkyスタジオは、「ピーナッツ」の線画を正確にトレースし習得して、それを忠実に3Dに当てはめたそうです。その結果できあがったのがあの3D兼2Dな映像世界。まるで魔法のように、最初の一画面目から、スムーズに世界に入っていけました。

それに、ストーリーも素晴らしかったです。今までなんとなくニュアンスで伝わっていた各キャラクターの正確や関係性、それぞれの個人がもつ深みなどを上手に利用して、長尺に耐えうるし、メッセージもハッキリしているし、想像の羽も思いっきり羽ばたいている、アッという間に時間が経ってしまう、立体的で楽しい物語を楽しめました。
そして、このストーリーのおかげで、自分がチャーリー・ブラウンに似ているということを、ようやく受け入れることができました(笑)。

3Dならではのダイナミックな動きも随所に入っていて、そこはさすが3Dアニメの国だなあと感心しました。

結果として、僕の中のスヌーピー像は、全く壊れないどころかむしろ強化されました。他の何かとは敢えて比較しませんが、本当にこれは素晴らしいです。自分でももう一度観に行きたいし、子供や奥さん(「スヌーピーって話の筋がよくわならないから別に好きじゃない」と言っていた)にも観せたいな、と。

なんか絶賛していますが、まだ絶賛したりないほど絶賛に値する、それがこの映画です。もしお時間あったらぜひご覧になってみてください。
可能であれば吹き替え版がおすすめです。日本語吹き替えに、全員子役を使っていて、これまた見事なんだ。マル・マル・モリ・モリ!の2人が主役をはっています。

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