『マネー・モンスター』むっちゃ面白かった


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Moneymonster20160607

6月10日公開予定の映画『マネー・モンスター』の試写会にお誘いいただきました。
この映画は、ジョディー・フォスター監督、主演がジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツという大物だらけで、宣伝ではその辺が強調されていますが、いやいや内容が超良かった、というか、すごかった、というか、深く考えさせられた、というか、興奮した、というか。
いろんな要素が丁寧に織り込まれていて、少しも飽きずに最後まで楽しめました。

あらすじは、こんな感じです。

株式市場をネタにしたバラエティの生番組があります。司会者がクルーニーで、ディレクターがジュリア・ロバーツ。「この株は上がるぞ! 買え!」とか、そんなのを歌とダンスに合わせてくっちゃべってるだけの、くだらない番組です。なお、クルーニーとロバーツは元恋人(夫婦?)ですが、今は別れています。クルーニーはくだらない番組の顔としてくだらない人生を歩み、ロバーツはもうこの番組を降りようとしています。
その生番組の放送中に、銃と爆弾を抱えた若者が飛び込んできます!!!
若者は中継を止めずそのまま流すことを要求。番組ハイジャックの模様は全国放送されながら、やがて予想を遥かに超える大きな事態におちいっていきます……

こういうジャンルの正式な名称がわからないので、仮に「シーンもの」と呼びます。数週間/ヶ月/年の物語が展開されるのではなく、ほんの数時間のできごとを題材にした映画。最近だと『ゼロ・グラビティ』とかもそうでしたね。
この映画はシーンものであり、ハイジャックはすぐにおき、そして(ハイジャックの常ですが)数時間で終わります。

しかし、その数時間に、実にたくさんのメッセージや状況、感情がつめ込まれていて、圧巻です。
いきなりテロリストの標的になるクルーニーの真に迫った演技は、僕たちにも同様の緊張感を与えてきます。
その番組を娯楽としてみているテレビ視聴者には、残酷とか冷たいとかではなく、まさに「現代」を感じます。
株式市場、金融市場が、善か悪かわからないものだということが、各プレイヤーの視点から表現されます。
現代の資本主義や格差社会が根本的にどこか間違っているのではないかというモヤモヤを抱かせます。
人と人とのつながり、愛、そういったものの暖かさや優しさが染み入ってきます。

銃を持った若者は、番組をハイジャックしただけではなく、世間全体をぼんやりと覆っている健忘症の膜を、ビリビリと破って飛び出してきたのです。

いやー面白かった。鑑賞中もハラハラドキドキしたし、観終わってからもいろいろ考えてしまいました。久しぶりに株買ったりしてみたわw

僕らは資本主義社会に生きているわけですが、資本家として意識的に世界を見ている人は、恐らくそれほど多くありません。多くはの人は、「労働主義社会」といいますか、働いて、対価をもらうという世界観の中で生きているのでしょう。
でも『マネー・モンスター』を観たり、あるいは資本主義の関連書籍を何冊か読むと、ああ、自分も(超面倒くさいけど)資本家ではくてはならないなあ、と考える次第です。実際に金融取引はしなくても、視点だけでも。

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