バンド高校生の青春がまぶしすぎた! 『シング・ストリート』


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7月9日(土)から公開される映画『シング・ストリート』の試写会にご招待いただきました。

この映画は、いろんな引っかかりポイントがある、かなり評判の良い作品なので、まずはポイントの列挙だけしておきますね。
そのあとで、僕個人の感想を。

【引っ掛かりポイント】
● 監督は『はじまりのうた』『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー
● 音楽監修がU2のボノ
● ジョン・カーニー監督の半自伝的作品
● 1980年代英国バンドが山のように出てくる。デュラン・デュランとかアハとかザ・クラッシュとか
● サンダンス映画祭でも上映され、熱いスタンディングオベーションを受けた
● 米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で一時100%を振り切る高評価を獲得
● この映画は8月7日に休館する渋谷シネクイントのクロージング作品
● 主題歌作曲がMaroon 5のアダム・レビーン
● 映画の中のバンドの曲は新世代のギターヒーローと謳われるゲイリー・クラークが作曲

この映画は、幹のストーリーは単純です。
鬱々とした日々を送る高校生が、バンドをはじめたことによって、自分のアイデンティティに目覚める、みたいな。

しかし、舞台のダブリンやアイルランド全体の様子、80年代の独特な個性、丁寧に描かれた主人公たちの心理描写などが、この映画を特別にキラキラしたものにしています。
この感覚は……そうですね、『ニュー・シネマ・パラダイス』に似た感覚です。

特に印象に残っているのは、主人公が、バンドに目覚め、成長する過程で、どんどん「削ぎ落とされていく」流れの部分です。

バンド以前 : 周囲を気にしてビクビクしていた
バンド以降 : 自分にとって大切なもの以外は気にしなくなった

もちろん、人生にはいろんな試練がやってくるし、誰にも強制されていないのに気がついたら自分でチャレンジを設定してしまっている場合もあります(ありますよね? あれ何なんでしょうね?)。大切なモノが分かったからといって、楽になるわけじゃありません。

でも、この映画での、少年が自分自身を獲得し、自分を脅かしていくものを大きく乗り越えていく場面は、本当に圧巻です。
とても印象的なシーンがあります。不良と向き合っているシーンなのですが。
ネタバレになるので詳細は伏せますが、あの場面では何が起きてもおかしくないし、でもそれらを「気にせず」に、堂々と立ち向かった主人公の成長に、僕の中の10代は拍手喝采を送りました。

そして音楽。

僕は80年代ブリティッシュ・ロックにはあまり詳しくないのですが、それでもカンブリア紀みたいに多彩だったことはうっすらと覚えているし、懐かしい曲もたくさん流れます。
主人公たちのバンドの曲も、どんどん良くなっていきます。耳に残りやすく、あとでアルバムでも買おうかと思ったくらいですw

あらゆる可能性が開かれた若き日の青春談。
監督の自叙伝的要素も含まれているそうです。だから類似の映画はたくさんあるのに、なんだかこの映画には、随所に妙に重い説得力が備わっているのでしょう。
デートで観に行ったりするのにオススメです。あと人生的に行き詰まってる人も、元気が出ると思います。


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