鍼灸の経験がないという友人に10項目ほど語ってみた


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「鍼灸って痛い?」と、「インターネットって難しい?」レベルの質問をチャット空間に向かって投げかけている友人がいたので、僕が理解している範囲をシェアしました。

実際に試す前に、以下のことを予備知識として頭に入れておくと、余計な不安や疑心暗鬼がなくなっていいかもしれません。

1. まず、そもそも鍼が合う人と合わない人がいる。身体に異物が入るわけだから、そういうのがあまりにも嫌いすぎる人は駄目。無理せずお灸とかにしとき

2. 万病には効かない。まずは病院に行くべし。鍼は筋膜や筋肉、神経や腱を刺激することで状況が好転するようなものに効果的

3. 相性すごい大事。相性が最悪でも効くのだけど、相性が良くないと気持ち的に通えないし、通えば通うほど鍼灸師がこちらの身体の癖を知っていくので効きやすくなる

4. 痛くはない。痛点が反応する前に鍼が皮膚を通過してしまう。ただ、稀に毛穴とかに引っかかって皮膚の表面がピリッと痛くなることはある。でも「痛い」というほどのものではない

5. 見事に鍼が効いてるところにあたると、「ズーン」と重いヒット感がある。体の奥底の、凝り固まっているところを直接揉まれるような感じで、痛みとは違う。これを「気持ちいい」と感じると、鍼が大好きになる。上記1に該当する人はこれを「気持ち悪い」と感じる

6. 相性の問題もあるので難しいけど、3〜4回行っただけだと、効果がわかりにくいかもしれない。1回じゃほぐれない凝りなのかもしれないし、鍼灸師が身体の変化を見ながら、詰将棋みたいに「まずはここを柔らかくして、次にこっちを柔らかくして、最後にここ」みたいに戦略的に攻めている場合もあるので

7. 通うことについては、「病院に行く」気じゃなくて「(車のように)定期メンテナンスに行く」気だと、気持ちよく通えるかもしれない。特に、調子の悪くない時でも定期的に通うと、鍼灸師のレベルや自分との相性がとてもよくわかる(たとえば、季節をまたぐときにどう身体を調整してくれるかを相談するとか)。どのくらい定期かは人によるけど、まずは週1〜月2の1〜3ヶ月で、相性はわかるんじゃないかしら

8. とあるプロの治療院の人によると、「僕だって、自分の背中は自分で触れないから、毎週他の治療院に通ってますよ」とのこと。なるほど謎の説得力……

9. でも、鍼は、姿勢や生活習慣を変えてくれるわけではないので、やはり最終的には、運動やら食事やら何やらでセルフメンテナンスすることが大事だと、個人的には思います

10. 基本中の基本だけど、鍼灸師の国家資格を持っているところに行くこと。「治療院」を名乗っていれば国家資格を持っているところになります。かつ最終的には「勉強熱心な先生」「でも怪しげなものには手を出していない先生」「できるだけ科学的な先生」のところに行くのが良いと思います

以上です。僕はプロではないので、正確なことを知りたい方は、本などでいろいろ勉強してみてください。ここはWelqではありません。

僕が一番鍼の効果を実感したのは、Apple渋谷店の並びにある、てもみんの隣のビルのお気軽マッサージ屋兼鍼灸院でした。当時、もう10年近く具体的に凝っている箇所が1箇所あり、それを伝えると、院長がマッサージと鍼灸を交互に駆使して、なんとかして凝りを取ってくれました。
40分後、ベッドから降りると……10年間凝り続けていたところが、スッキリ! あれには驚きましたね。

著名デザイナーの坂井直樹さんは、鍼にハマった挙句鍼灸の資格までとって、自分で自分に鍼を打ってるそうです。鍼を刺して一番気持ち良いのは「目の裏」だそうで。
さすがにそこに刺す勇気ありません!

個人的な体験だと、先生の腕が良ければ、鍼灸や整体は深く幅広く効きます。かつて僕には定期的に通っている治療院がありました(これについては、いつかちゃんと書きたいと思っています)が、今はありません。見つけたいのですが、その前に操体か太極拳をマスターして、セルフメンテナンスができるようになりたいなあ……

最後に、『代替医療解剖』へのリンクを貼っておきます。鍼についても科学的評価をおこなっています。個人的には、ちと拙速に結論出しすぎだけど、鍼灸やカイロプラクティスなどに対する過度な期待を萎ませてくれる、良書だとも思います。

鍼灸や、あるいは整体とか整骨とか他の東洋医学も、自分の知見やスキルを「オレ独自の技」と秘密にせず、オープンな場でエビデンスを発表し合って、追試もしまくって、誤解や似非医療を排除し、業界全体で、より効率的に効果を出せるようにして欲しいし、それを業界の外にも積極的にアピールして欲しいなと、いち利用者としては思います。上記の本では、東洋医学も「西洋医学の物差し」で判断されているわけですが、東洋医学には西洋医学の物差しでは届かないところにアプローチできる面があるんじゃないか、と思うので。誰か一念発起して世界的な学会とかやってくれないかしら……
最近、特に漢方については論文がよく出るようになってきているので、他も期待しています!

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