【緊張Max】ダンスのレッスンに行ったら生徒が僕ひとりだった話


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人間はできるだけコンフォートゾーン(気楽に気だるくしていられる環境)から出た方がいいといいますが、先日の僕は、あまりにも飛び出しすぎました。命の危険すらあった。

Dance20170516

先日、ダンスのレッスンに行ったんです。

何ヶ月か前から、小学生〜高校生の、でもスキル的にはプロ級だろという生徒ばかりのダンスレッスンに通っています。
全員が、僕の子どもでもおかしくない年齢。先生も30歳くらい。
小学生だと、保護者と同伴なんですよね。レッスンが夜だから。で、僕、その保護者より年上。かつ、その中で僕が一番下手。
毎週、みんながスイスイと振り付けを覚えていく中、ひとりギクシャクと汗だくになって苦悩する僕。メンタルきっつー。でも頑張って通っています。その先生の技術とセンスが素晴らしいので。

で、いつものようにそのレッスンに行ったわけです。
そうしたら、先生がお休みで、代行の先生が来ていまして。

代行の先生は20歳くらいの爽やかイケメン。生徒はいつもよりグッと少なく、女子高生が4人くらい。
えーこの中で踊るのかよ、心折れそうだわ! と膝がガクガク震えるほどビビっていたのですが、そのあと、さらに衝撃的なできごとが。

なんと、女子高生たちが、帰っていったのです!
どうやら前のレッスンを受けていた子たちだった様子。

残ったのは、先生と僕のみ。

……2人きり!?

これから1時間半、生徒が僕ひとりのダンスレッスン!?

冷や汗がドッと出ました。なんか前世で悪いことしたっけ!?

先生も戸惑ったことでしょう。代行というのは少人数になりがちなものですが、それにしてもたったのひとり……「プライベートレッスンになりましたね。何かしたい練習ありますか?」という方向に持っていくこともできたかもしれませんが、親くらいの歳の知らない人がポツンと立ち尽くしているのを見て、そんなことを思いつく余裕もなかったでしょう。
拍手しながら「さぁ、はじめましょう!」と明るく元気に先生が声を出して、普通にレッスンがスタート。

かくして、先生と僕のマンツーマン・レッスンがおこなわれたのでした。

ものすごく張りつめた空気が漂います。

まるで生徒が大勢いるように教えてるけど、実は僕ひとりにレッスンしてくれている先生。
あたかも大勢の中にいるかのような距離感を保ちながら、実は先生の全てを、ひとりで受け止める僕。

広いスタジオで、2人。
そう、それはあたかも、僕と先生が、互いに「生徒ひとり先生ひとりじゃない」という演技をし続けた一時間半でした。

笑顔を崩さず、しかしときどき、一瞬「えっ!? これができないの!?」という驚きで止まる先生。
そんな先生に報いるため、普段の10倍も頭も身体もフル回転して、なんとか振り付けを覚えようとする僕。

息が詰まりそうです。
緊張のあまり、脇腹の筋肉がつりました。

痛ってー!!!! 激痛が走ります。でも僕が倒れるわけにはいかない。なぜなら生徒は僕一人だから。僕がいなくなったらレッスンが存在しなくなるから。
それどころか、一瞬も休めない。先生は常に僕一人にフォーカスしているから。一所懸命に教えてくれているから。応えなくては。

緊張と痛みで、もはや自分が何をしているのかわからない、呪術的な混沌の中、僕は必死で動き続けました。

そしてとうとう、張りつめた糸のような1時間半が終了。
そのときの達成感といったら!
頑張った! 今日という今日は本当に心の底から「頑張った」と言える!
先生の頑張りもすごかった! この時空の歪みそうな時を共に過ごした同士として、抱き合いたいくらいの気持ちでしたが、先生はクールにササッと帰っていきました。

いろいろ思うところがあったのかもしないな……
でも先生、物覚えの悪い僕に辛抱強くつきあってくださり、本当にありがとうございました。感謝しかありません。

大冒険は、日常のあちこちに潜んでいるのですね。ドーパミン的ないろんなホルモンが出て、生きてる!って実感を感じた出来事でした。

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