今日も仕事で政治的/肉体的にヘビーな目に遭いヘトヘトになって帰ってきたら、相方が奇妙な料理を作成していました。
なにやら硬そうな四角い物体の中から、黒いブツブツがこぼれ落ちています……まがまがしいです。ちゃんと漢字で書くと、禍々しいです。とても不吉なオーラが漂っています。
相方曰く、これは「油あげの中に納豆を入れて、オーブンで焼いたもの」だそうです。
美味しくなかったのでテーブルの上に放置しておいたそうです。
僕も食べてみましたが、油揚げと納豆の味が、ハーモニーをかもし出していませんでした。ただの納豆と油揚げです。別に不味くはなかったのですが、きっと油揚げと納豆を別々に口に放り込んでも、同じ味がしたでしょう。
相方曰く、2、3時間ほど前、網の上にこれを置いてオーブンで焼いていたら、次々と中の納豆がこぼれて来て、それが下で焦げ、家中に納豆の匂いが充満して大変だったそうです。要するにこの料理については何もいい思い出がないようです。相方は今、気を取り直してココアを飲んでいます。
僕は、この料理を見て、少年時代にセミを踏み潰したら、やはり中から同じような黒いブツブツが出てきたなあ、といったことを思い出しました。ああ、嫌な思い出です……もう寝ます……