ガラにもなく、サウンド・オブ・ミュージックを見に行きました。
いや良かった! ちゃんと見たのは初めてなんだけど、テンポのいい展開、聞いた事がある名曲の数々、意外と深刻なテーマ、最後の見事なハッピーエンディング。40年たった今も名作と謳われ、世界各地でリバイバル上映の声が高い理由も判ります。
映画館で隣に座ってた男性は上映中ずっと寝ていましたが、僕的にはとても楽しかったです。
ところで、もしかしたら僕だけのトリビアなのかも知れないのですが……これって、実話なんですってね。
ざっと眺めた限りでは、あんなにファンタスティックな「サウンド・オブ・ミュージック」の世界は、実はかなり事実に近い。映画風に時間軸を短縮したところはありますが、ほぼ史実どおりなようです。
お父さんが子供を、名前じゃなくて笛で呼んでいたり、子供たちが家庭教師として来たマリアの服(帽子?)にカエルを忍ばせたり、修道女だったマリアが男性との恋に目覚めたり、恋敵がマリアを追い落とそうとしたり、音楽祭で優勝したり、ナチスの迫害を逃れようと亡命したり……まるで映画のような波乱万丈な人生を、彼女たちは送っていたようです。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」は、マリアたちがスイスに亡命したところで終わりますが、実際はイタリアに亡命し、その後イギリス→アメリカと渡って、最終的にはアメリカで成功したそうです。
そういえば世界名作劇場に「トラップ一家物語」ってありましたね。あれってサウンド・オブ・ミュージックと同じネタものだったんだ。
事実は小説より奇なりとはまさにこのこと。映画を見た今、僕も歌って踊りだしたい気分です。僕の場合はもっとマニアックな歌で、もっと泥臭い踊りですけど。
とにかくこの「サウンド・オブ・ミュージック」、テアトル銀座で3月5日までやってるので、時間があったらぜひ、見てみてください。たぶん思ってるよりもずっといいと思いますよ。
追伸:
たまきちさんより、「サウンド・オブ・ミュージック」の主人公、マリア自身が書いた自伝を教えていただきました。
サウンド・オブ・ミュージック オーストリア編
サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編