日本人はテトリス病に侵されている


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最近、電車に乗ると、半数ぐらいの人が、携帯電話を見て、カチャカチャ何かやってます。

僕の統計によると、大抵そういう人たちは、メールを打ってるか、テトリスをやってます。

「ゲームをやってます」じゃないですよ。「テトリスをやってます」です。
ほとんど100%の確率で、そうです。テトリス以外、例えばA列車で行こうとかやってる人は、見たことありません。複雑なRPG みたいなものもあるそうですが、やってる人見たことありません。

そういえばウチの家族も、かつて、僕が実家のパソコンにそっとインストールしたテトリスを、サルのようにやっていました。最後には上手になりすぎて終われなくなるほどのグルと化していましたね。

テトリスには、何だってこんな麻薬のような効果があるのでしょう?

確か、元々はソ連の心理学の実験用ソフトなんですよね?
でもそれはゲームの麻薬効果の実験じゃなくて、「何種類の形状までなら人は瞬時に見分けることができるのか」みたいな実験だったと聞いたことがあります。
その実験用ソフトがたまたま面白くて、あれよあれよという間に世界に広がり、気がついたら街のあちこちで、ただひたすら穴に棒を入れ続けて自分の可処分時間を消費する人が増えつつあります。

無駄です。あまりにも無駄です。釣り革広告読んでバカ話のネタを仕込んだり、外の景色を眺めて自分の動体視力を強化したり、向かい側に座ってる人を見て「もしあの人とあの人とあの人が三角関係だったら」みたいな妄想を膨らませてみたり、つま先立ちしてバランス感覚養ったり、隣の人に話しかけ新しい友達を作ろうと試みてみたり、ブツブツと独り言を言って周囲の人の反応を確認したり、目をつぶって深呼吸をして心の深いところに降りていったり、自分のblogに今日書くネタを考えてみたり、せめてストーリー性のあるゲームか、今までやったことがないゲームでもしてた方が、まだマシです。「昨日も今日も明日もテトリスをやる」、これ以上の時間の無駄はそうそうありません。

でも、そんな無駄なところが、いいのかもしれないですね。その人たちの人生はあまりにも有意義なことが詰まりすぎていて、せめて電車の中にいる時くらいは、時間の無駄使いとしか言いようがないことをしたいのかもしれません。

あるいは、自分を罰するために、テトリスをしているのかもしれません。テトリスをやるということは「お前の人生なんか無価値なのだ」と、自分に刻み付ける行為と同義なのかもしれないです。

あるいは、穴に棒を入れる、そこに魔法のような快楽を感じ、もうやめられないのかもしれません。仕方ありませんね。

日本人は、テトリス病に侵されているのだと思います。
それは、これからも社会問題になることなく、深くそしてゆっくりと、日本中を蝕んでいくでしょう。

tetris2004032201.jpg

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