先日、とあるミーティング中に、ある映画のCGの話題になりました。
その映画は、とても斬新なCG処理をほどこしており、僕は大変感銘を受けたのです。その話をすると、ミーティング相手の女性が、仮にA子としておきますが、A子が突如こう語りはじめました。
A子:「その映画のCG担当……私の旦那なんですよ」
ええ~っ! 今CG界において僕のモーストリスペクトを集めている人が、身近な人の旦那!?
すごいシンクロニシティです。思わず興奮してしまい、この話題を続けたのですが……
小鳥:「ホントですか!? 凄いじゃないですか!」
A子:「ハハ、ありがとうございます」
小鳥:「いや、あのCGはホント感動しましたよ。あーゆー使い方があるんだなぁ、って、目から鱗が落ちる思いでした!」
A子:「そうですか。旦那に言っておきますね」
小鳥:「嬉しいなあ! A子さんも、あの映画ご覧になられました?」
A子:「あ、はい。見ましたよ」
小鳥:「どうでした? 妻としてかなり誇らしかったでしょう?」
A子:「いや、その……」
小鳥:「?」
A子:「私、そもそもCGとか、人工的なものが嫌いなので、ハッキリいって受けつけませんでしたね」
……
あの、今……
夫の人生を、全否定しましたか?
小鳥:「あ、あ……えーっと……」
A子:「ホント申し訳ございません……」
小鳥:「……いや、もちろん人の趣味はそれぞれですものね! ところで仕事に戻りましょうか……」
少し旦那が可哀想になりましたが、それでも夫婦だということは、よほど強い絆で結ばれているのでしょう。
おめでとうございます。えーっと……末永くお幸せに……