未だ日本は技術立国ではあると思いますが、かつてのような栄光はもはや遠い昔であることは否定できません。
色々理由はあるのでしょう。がしかし! がしかし! 我が国の偉大なるエンジニアたちは、まだ諦めたわけじゃないんです!
ただ、ほんのちょっと、考えすぎて判らなくなっちゃっただけなんです!
愛すべき彼らが、深い思索の森に迷い込みながら、再び栄光の道を見つけようと悪戦苦闘している様を、ほんの少し垣間見ましたので、みなさまと共有したいと思います。
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「NEDO(技術開発機構)」って、ご存知ですか?
独立行政法人で、産学官をそれぞれコーディネートして、単体の企業ではできないような大きな研究開発プロジェクトを企画運営する集団です。
偉い人たちですね。
そんなNEDOな皆さんが、今月頭、以下のようなプレス発表を行いました。
(21世紀ロボットチャレンジプログラム)「次世代ロボット実用化プロジェクト」の委託先決定について
「え? ロボットですか!?」
ロボラブな僕は、タイトルだけで鳥肌実ですよ。
さっそくよく読んでみました。
このプロジェクトは、ざっくり簡単に言うと、極一部をお騒がせしている「愛・地球博」に出展するロボットを研究開発するもののようです。
参加企業は合計71件。それぞれ違うコンセプトのロボットを作るようです。
さて、どんなロボットを作るつもりなんですかね。ちょっとPDFを眺めてみます。
……んー……
何やら、公私混同の匂いがプンプンします。これは楽しみですね。
特に気になったものを、ピックアップしてみました。
↑何やら不必要に格好いい名前です。ネーミングしただけでちょっと興奮してるとみました。
↑犬好きなんでしょうね……犬にこだわってるんでしょうね……
↑危ないっちゅーねん! 中の人死ぬっちゅーねん!
↑その舌は何のために使うのですか?
↑そんな手術、絶対イヤです。
術後、手足が入れ替わってついてたとしても、さもありなんと思います。
↑なんか2つの映画のタイトルを適当に混ぜたみたいな名前ですね。
ネーミング、もうちょっと何とかならなかったのでしょうか?
↑変な口ひげとか生やしてるんですかね?
↑単に技術者が作りたいだけなことが、明らかですね。
↑ドナルドみたいなのじゃないといいのですが……
↑このロボットに頼る人生は、とても寂しそうですね。
最近話題の漫画「PLUTO」を思い出します。
でも、やはり一番気になるのは、これです。
↑「ただ金ぴかで、時おり跳ねるだけ」以上の機能を思いつきません……
名古屋のみなさん、本当にこんなんでいいんですか!?
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これらのうちどれかが、いつかは「プロジェクトX」になるんですかねえ。
現時点では想像もできません。
「愛・地球博」、楽しみです。