不眠症気味で悩んでいる僕に、父がアドバイスをくれました。
父は若い頃から、「特技はどこででもすぐ寝れること」だったそうです。社会人になってからも、不眠で悩んだことは一回もないとのこと。こと眠ることに関してだけは、誰にも負けない自信があるようです。
そんな父が、自分が眠りに落ちるときのイメージを、教えてくれました。以下、父が話したことを、脚色なく、そのまま記述します。
「ブナ林の中に大きなブナの木があってね、
その木の根っこに穴があいていて、
落ち葉がフカフカに敷き詰められてるんだ。自分はアナグマでね、
その穴の中に入って、フカフカの落ち葉に包まれて、寝るんだよ。だからお父さんは、寝るときは、
『おやすみなさい』じゃなくて、
『今からアナグマになります』って言うんだ」
……なんでそんなにファンタスティックなんですか(泣)?
「歌もあるんだよ。『アーナーグーマの父がいるー、アーナーグーマの母がいるー……』」
ウルトラマンタロウの替え歌ですか? 何故ですか(泣)?
「アナグマだからねぇ」
……判りません(泣)。とにかく僕は、自分の実の父親が、毎夜毎夜、おとぎ話のようなロマン溢れる世界を夢想してベッドインしていることを知り、軽くショックを受けました。
でも、確かに気持ちよさそうで、有効かもしれません。さっそく今夜試してみよう……かな……