ざん新なニュースタイトルですね。
糞屍呪癌姦淫怨痔妾蔑… 見直し案から削除へ(Mainichi INTERACTIVE)より:法務省は22日、人名に使える漢字を大幅に増やすため、法制審議会人名用漢字部会がまとめた見直し案に対して国民の意見を募った結果を公表した。1308通の意見が寄せられ、約56%の729通が「糞」「屍」など一部の漢字を削除すべきだとした。同省はこの結果を踏まえ、一部漢字を削除する方針で、23日に開く部会が削除文字などを決める予定。
糞屍呪癌姦淫怨痔妾蔑……何の黒魔術ですか?
こんなタイトルをつけてしまったことで、毎日新聞社自体に深刻な呪いがかからないことを、心よりお祈り申し上げます。
ところで、この漢字の列を見て、ふと「臨兵闘者皆鎮列在前」を思い出しました。
そして「臨兵闘者皆鎮列在前」といえば、僕にとっては「孔雀王」です。
孔雀王……最初は素晴らしい作品でした。第1話なんか、日本的な闇の世界を描写していて、ツボに入りまくりで、本当に格好良かったです。
僕のセンスに重大な影響を与えた作品の1つといっても過言ではありません。
しかし、
2巻、3巻と続くにつれ、話はどんどん「強さのインフレ現象」に陥り、設定はただの超能力バトルに堕し、絵柄は中途半端にアニメチックな、リアリティのないものになり……もの凄い勢いでつまらなくなっていきました。
僕は毎週、辛抱強く待ちつづけました。「今週こそは面白くなってくれるに違いない」と。励ましのお便りとかも書きました。
しかし期待は裏切られ続け……
あの頃ですね、僕がマンガを「卒業」したのは。
それ以降も読んではいましたが、今までとは明らかにスタンスが違う。気に入った作品しか読みつづけないし、気に入る作品はほとんどない、週刊誌も買わない、という感じになりました。
それまでは少年ジャンプをフライングで土曜日に読むために(通常発売は月曜日)、自転車1時間も漕いで秘密の駄菓子屋まで通ってたほど、好きだったのに。
マンガって、特に男の子は、小さい頃夢中になるけど、ある時を堺に、その熱が急に冷めていった、そういう人が多いと思うんです。
たぶんそれって、「冷める」きっかけになったマンガがある人もいると思うんですよね。
あなたにとって「マンガ熱が冷めるきっかけになったマンガ」って、なんですか?