中学生の頃、そもそも暗記モノが嫌いで不得手な僕は、英単語を覚えるのに苦心していました。
例えば、「John」。
いやこれを「ジョン」と読むのは判るんですよ。読むときは判るんですよ。
でも、書くとき。
「John」の「h」はなんだ!?、と。
「h」いらないじゃん!、と。
「Jon」だったら超判りやすいのに! 「h」ってなんだよ!
なにそれ、覚えなきゃいけないの? どうしても? どうしても「h」入れなきゃいけないの? 慣習的に?
……しょうがない。覚え方を工夫しましょう。
と、言うわけで、僕は「John」を、
ジョヒン
と発音して覚えてました。
「ヒ」のところに「h」への想いを託して。
こういうの、僕、いっぱいあります。
例えば、「night」。
いやいや、「ナイト」と読むのは判るんですよ。読むのは判るんですよ。
でもね、書くとき。
「gh」ってなんだよ! 「gh」絶対いらないじゃん! 発音思いつかないじゃん! 子音ばっかじゃん!
「ナイト」だったら「nite」か「nait」じゃない? やっぱり。まあギリギリ「nit」だったら「ニト」って覚えるだろうけど「ナイト」と覚えてもいいよ。でも「night」は素直に「ナイト」って覚えたら、必ず書くとき「gh」を忘れる自信あるね。順番が判んなくなって「nihgt」って書いたり、「下に出てから上に出るんだよね」みたいな覚え方をして「niylt」とか書いたり、絶対するね。
だからぼくは「night」を、
ナイグリト
と発音して覚えました。「グリ」に「gh」への想いを託して。
「グ」が「g」なのはいいとして、なんで「リ」が「h」なのかは、大人になった今、全く覚えていません。
でも当時はそれが最善の策だと思ったのです。
僕の英語能力がさっぱりなのは、案外こんなところに原因があるような気もします。
今年の僕の目標は、「英語力をあげる」です。
moetan 2 (上)