「この調子だと、今年ののんびりさん大賞はおまえに決定だな」(by トロデ王)
と言われながらも、どうにかドラクエVIIIをクリアしました。おめでとう自分。
ところでラストについてなんですけど、僕、絶対何か裏技があると思うんですけど。
どなたか、ご存知ありませんか?
(以下ネタバレ。気をつけてください)
↓
僕が捜している裏技、それは、
ゼシカたんと結婚する方法
です。
だってそうじゃないですか。なんで僕があんな元・馬と結婚しなくちゃいけないんですか?
結婚相手として選ぶのであれば、ゼシカたんです。
ゼシカたんだってその気十分に決まってます。だって、彼女が杖の呪縛から解き放たれたとき、恥ずかしそうに、
「これからもよろしくお願いします」
って言ってたじゃないですか。
あれは
「これからもあなたと旅を続けたい」
って意味ですよ。一緒にいたいんですよ。そこは男子なら汲み取らなきゃ!
それに、ラプスーンを倒して1ヵ月後に、ミーティア某の護衛のために再び主人公をと再開したゼシカたんは、開口一番、
「全然遊びに来てくれないんだもん」
って、女の子らしくスネてたじゃないですか。
あのときは、かなりいい雰囲気でしたよ。僕とゼシカたんが2人きりで向き合ってて。
そしてその後すぐに、
「え? ミーティア姫を連れに来たの?そう。もう出発なのね……それじゃ、私は先に中庭に行ってるからね!」
って去っていったじゃないですか。
あれは、僕がゼシカたんを捜してたわけじゃないという軽い落胆と、あくまでも自分は任務のために呼び出されたのだということに忠実であろうとする、彼女の見栄ですよ。
本当は主人公は、あそこで、
「あ、ちょっと待って」
と言って、2人きりで話をするべきだったですよ。
でもできなかったです。そんな選択肢は出てきませんでしたから……
その結果、彼女は僕とミーティア某が逃亡することを、手助けすることになってしまったわけです。
彼女が僕を逃がそうと、兵士と戦ってたときに、僕が話しかけたときの、彼女のあの笑みは、忘れることができません。彼女は戦士らしく不敵に笑いながら、攻撃魔法を敵兵士に繰り出していました。「ここは任せて、ミーティアさんのところに行ってあげて」と言ってました。
ゼシカたんは、惹かれている僕の幸せのために、自分はあくまでも戦う仲間でいることを、選択したんです。
切ないなあ(泣)。確かに僕は、幼馴染であるミーティア某にかけられた呪いを解くために、旅を続けてきました。健全な心の流れに従えば、ミーティア某と結ばれるのが筋かもしれません。
でも、ゼシカたんと尋常ならざる旅を続けていくうちに、僕の心は事故に遭ってしまったんです。
そう、恋、という名の事故に。
いくら裏切り者とそしられようが、いくら落胆されようが、いくら嫌われようが、僕はゼシカたんを選択するべきでした。
そりゃあ、あのチャゴス王子とミーティアが結婚するのは可哀想過ぎるので、それは阻止してあげても構いません。でもその後で、
「さあ! この手をとって一緒に逃げて! ミーティアをここから連れ出して!」
と自信たっぷりに手を差し出すミーティアに、僕は、
「……ごめん。キミとは一緒になれない」
と言いたかったです。そしてゼシカたんに告白して、あの質素なリーザス村でささやかな結婚式を挙げたかったです。
でも、そんなことはできませんでした。選択肢に出てきませんでしたから……
何だか不満です。僕はこれから、王族の者として幸せな生活を送り、一方で僕の心の中にひっそりと咲き続ける花であるゼシカたんは、あのくたびれたリーザス村で、兄の墓守をしながら、静かに年老いていくのでしょう。
切ないなあ(二度目)。
で、裏技。堀井雄二先生が、そんな予定調和なラストに甘んじるはずがありません。僕、絶対あると思うんですよね。
ミーティアに背を向けて、ゼシカたんと手に手を取り合って走り去っていく、「真のエンディング」が。
どなたか、その裏技を、ご存知ありませんか?
ドラゴンクエスト8 公式ガイドブック