今年もやってきました。バレンタイン。
また高かったり安かったり変だったり、多種多様なチョコレートをいただくのでしょう。しかし、この風習については、僕は一点疑問に思っていることがあります。
それは、
「チョコが好きなのは、男性より女性の方なのではないか」
という疑問です。
つまりチョコをもらって超喜ぶのは、男性よりも女性の方が多いと思うのに、バレンタインデーは「女性が男性にチョコをあげる」ところに違和感を感じるのです。
下手すると男性は、
「甘いものは苦手なんだよね」
という場合すらあります。そんな人にチョコをあげてしまっては、せっかく詰めに詰めた想いも、あんま伝わらないじゃないですか。
もともとこのバレンタインデーは、チョコ業界のために電通がしかけたマーケティングだと聞いています。つまり、まず「チョコを売る」のが目的で、そこに恋とか愛とか告白とかくっつけてみた、という。サンタクロースがコカコーラの広告だったのと似たような発露ですね。
でも、今は21世紀です。電通も、もっともっと、バレンタインデーを活用すべきではないでしょうか?
つまり、
「バレンタインデーには、男女に関わらず、ずっと好きだった相手にチョコをプレゼントする」
という日にしてみたらどうでしょう。これなら、購入対象者も倍になるし、昨今マジョリティを占めている、好きな娘に告白できない男の子にもチャンスを与えることができると思います。
また、
「贈り物は、別にチョコに限らない。相手が喜ぶちょっとしたものをプレゼントしたらいい」
としてみてはどうでしょう? チョコ嫌いな人にも、気軽にプレゼントができるようになるし、電通も、チョコ業者以外の様々なクライアントを喜ばすことができます。
え? ホワイトデー?
ダメですよ。全然盛り上がってないじゃないですか。あれは企画として失敗してるわけだから、いつまでもしがみつかない方がいいと思います。
それよりも、バレンタインデーに、男女同権を。
そうすれば、2月14日は、誰から誰にプレゼントが贈られるのかまるで予測がつかない、まさにバトルロイヤル。マジ素人にはお勧めできない高度なテクが要求される1日となり、その方がなんだか世の中が楽しい気がします。
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