気持ちはとてもよくわかるのです。
でも、東京に生まれ育った身としては、
「自分は決してこのような間違いはしてはならない」
と身が引き締まる思いなのです。
先日、街を歩いていたら、サラリーマンの集団とすれ違いました。
営業でしょうか? 軽く体育会系ノリで、大声で話し合ってました。
リーマンA:「どこで待ち合わせ?」
リーマンB:「アーモンドだってよ」
リーマンC:「どこにあるんだよ?」
リーマンB:「この辺なんだけどなあ……地図プリントアウトしてきたんだけどさ」
リーマンA:「見せてみろよ」
リーマンB:「取んなよ! 中央にあるのがアーモンドなはずなんだよ。そう書いてあるだろ?」
リーマンA:「でもアーモンドなんてどこにもないぞ? 店か?」
リーマンC:「喫茶店で待ってるはずなんだよな」
リーマンA:「どこだよ!? アーモンド!」
あの……それ……
アマンドのことですよね?
喉まで出かかったのですが、ここは東京砂漠。見て見ぬフリをして、僕は通り過ぎました。
あれから数日経ちましたが……気付いてるといいですね。自分たちが探しているのが、アーモンドではないことに。
あ、それと……
このエピソードを聞いて「笑えねぇ……」と思ってる、あなた。
笑っとけ(泣)!
東京カリー番長の神様カレーguide150みずの じんすけ (著)