先日、何人かで話していました。
そのうちの1人が、今度子供が生まれるという話になりました。
その話の最中、もう1人が、衝撃の情報を教えてくれました。
A:「今度さ、子供が生まれるんだよね」
へー。おめでとうございます!
A:「生まれる瞬間は見たいな、と思っててさ」
B:「それから、胎盤を食べるんですか?」
胎盤を食べる!?
B:「ええ。普通ですよ。そんなの」
胎盤って、赤ちゃん産んだ時に出てくる、あの胎盤?
B:「ええ。焼いたり、刺身にしたり」
カニバリズムじゃん!
B:「でもすっごく栄養があるんですよ」
何の栄養だよ!?
B:「胎盤って赤ちゃんを育てるための栄養が全部入ってるんですよ。だから凄く体に良くて、お肌とかプルプルになるんですよ」
お肌をプルプルにするために妻の体から出てきた肉片を食すの!? なんかモラル的におかしくない!?
B:「でもみんなやってますよ。検索してみてください」
ホントだ……Google様で13,000件もヒットしたよ……
B:「ね? 普通のことですよ。すごく元気になるみたいですよ」
A:「オレはその話聞いた今、普通に引いたね」
僕も引きました。
B:「すいません……でも最近はあまりに普通なので、赤ちゃんが産まれたら、看護婦さんが胎盤を2cmくらいにカットしてコップに入れて『食べますか?』って聞くみたいですよ」
その話知らずに、いきなり胎盤を「食べる?」って差し出されたら、かなりびっくりするよね。子供が生まれた喜びも半減だね。
B:「味はレバーみたいな感じなんですって」
ディティールはいいよ! お昼前なのに!
B:「僕は、もし赤ちゃんが生まれたら、胎盤を焼いて食べようと思います」
勇者だね。
B:「栄養たっぷりでお肌プルプルですから」
飲尿健康法でも、実践者はみんな「栄養たっぷりだ」って言うよね。
B:「僕、山で遭難したときに、水筒にじぶんのおしっこを溜めておいたことがありますよ。いざとなったら飲もうと思って」
キミは本当にすごいね……映画化決定だよ。
B:「小鳥さんもぜひやってみてください」
絶対嫌だけどな……
でも、妊娠から出産、子育ては、今までと全く違う世界で起きる出来事らしいので、いざその時になったら、普通に食べちゃうのかも知れないですね。
カニバリズム万歳。
おぼえているよ。ママのおなかにいたときのこと
池川 明 (著)