マエストロ -グローバルDJカルチャーの黎明-


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今日は「マエストロ」というDVDを紹介します。

Maestro2005050601MAESTRO マエストロ
価格:¥4,410 (税込)
発送可能時期:通常24時間以内に発送します。

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「マエストロ」は、ドキュメンタリーフィルムです。何のドキュメンタリーかというと、ハウスミュージックのはじまりと、そこから派生した「DJを中心とする世界的なクラブカルチャー」の起源に関するドキュメンタリーです。

1960年代終わりくらい?から1980年代後半にかけて、ニューヨークにおいて、以下のような出来事が起こりました。


  1. 2台のターンテーブルを使って、曲をスムーズに繋げていき、1つの「物語」を作り上げてくというスタイルが生まれました。
    何時間も曲をかけ続けるわけですから、緩急や転換がないと、客は飽きてしまいます。そこで、才能あるDJたちは、次にかける曲について「何を」「どのタイミングで」「どのように」かけるかに心血を注いでいきました。
  2. アンダーグラウンドなクラブが生まれ、次のカルチャーの実験場となりました。
    商業主義な「ディスコ」ではなく、人と人とが愛で繋がり、みんながハッピーとなるような空間を、DJと客と店のスタッフとで作り上げていこうというハコができました。
    代表的なものとしては、「ロフト」と「パラダイス・ガラージ」があります。ロフトは友人宅のハウスパーティのように、完全にくつろいで自分自身を思い思いに表現するクラブとして、パラダイス・がラージはラリー・レヴァンという天才DJが客を歓喜の極みに連れて行くクラブとして、共に隆盛を極め、クローズして20年経過した今になっても伝説として語り継がれています。
  3. 「リミックス」「12インチレコード」が誕生しました。
    とある曲について、クラブでかけやすいように、緩急やインパクトを織り交ぜた「長めのバージョン」を作ることが流行りました。リミックスによって、「客を興奮させ踊らせるプロ=DJ」たちに気に入られるように、元曲の隠れた良い部分を引っ張り出してくるという現象が発生しました。
  4. ゲイとストレートが混ざり合いました。
    アンダーグラウンドクラブが流行ったことによって、今まで完全に分断されていたゲイとそれ以外の人々が共に遊ぶという現象が生まれました。ストレートはゲイを受け入れ、ゲイはコソコソ隠れずに済むようになり、より開放的な雰囲気が生まれました。


そして……パラダイス・ガラージを頂点とする初期のアンダーグラウンド・クラブ・カルチャーは、AIDSという病気によって、アッという間に崩壊してしまいました……
しかし、そこで皆が追求した理想は、「DJを中心として、その場にいる全員が協力してハッピーな空間を作り上げていく」という文化となり、今のクラブレイブを生み、世界各地に広がっていった、とのことです。

関係ないですが、今、「ほのぼのレイブ」というダジャレを思いつきました。

このDVDでは、初期のアンダーグラウンドクラブカルチャーについて、デイビッド・マンキューソ、フランソワK、トニーハンプリーズ、リトル・ルイ・ヴェガ、ダニー・クリビッツ、あと当時を知る客の人たちが、それぞれインタビューに答えています。また、当時のラリー・レヴァンを知る多くの人々が彼について語っています。

今では当たり前のようになったクラブカルチャーが、どのようにして始まり、どのような理想を掲げていたのか、ハウスに限らず、クラブ好きの人は知っておいたほうが、よりクラブを楽しめると思います。なぜならば、その思想こそがオリジナルだからです。クラブは人によっては「ちょっと気取る場所」だったり「ナンパ場」だったり「ダンス練習地」だったり「音楽を聴きに行くところ」だったり「ストレス発散」だったりすると思いますが、オリジナルの思想は、言うのもこっぱずかしいですが「愛」であり「開放」であり「歓喜」なんですね。
オリジナルに触れることは、常により深い喜びに至るキーワードだと思います。

ところで……僕は晩年のラリー・レヴァンに会ったことがあります。JトリップバーにゲストDJとして来ていたのかな? 明け方、新鮮な空気を吸いに外に出てみると、ラリーと通訳が、「温かいコーヒーが飲みたいね」と話し合ってました。僕は自己紹介をし、缶コーヒーをプレゼントしました。
ラリーは手足が異様に長く、原始人のような顔で、優しくて大きな目をしていました。

本編は1時間半くらいかな、あとインタビューのオリジナルが200分ほどついてて、オトクです。

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