「寄生獣」ハリウッド映画化記念~! パチパチ。
ところでみなさん、寄生獣以外にも、ハリウッドで映画化して欲しい、日本の漫画やアニメや小説って、あると思いませんか?
いや、ハリウッドってゆーか……巨額の予算と最高の才能を使って映画化して欲しいのって、あると思いませんか?
みなさんのそれはなんですか?
僕の場合は……
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去年のあの映画は、僕の中ではなかったことになっています。
もう一度、あの、人間の狂気と、人外のモノたちの残酷な美しさを、ぜひ巨費をかけて再現して欲しいです!
とりわけ菊地秀行が好きなわけではないのですが……どうも巨費をかけるに値するとなると、彼の作品を思い描きがちですね。
優美な感じと西部劇な感じを、詩的に、巨費をかけて再現して欲しいです!
僕の中では、菊地秀行最高傑作です。非常に詩的な、美しい物語だと思います。
ロードムービー的な開放感と孤独を、巨費をかけて再現して欲しいです!
やっぱ僕の世代が見たいロボットものは、超リアルな戦争でロボットが戦車のように使われるってパターンですよね?
その点で、ボトムズは最高です。超リアルなロボットバトルを、巨費をかけて再現して欲しいです!
この作品には、本当に衝撃を受けました……しばらく女性観が歪んだほどです。
あの恋愛に対する、信じがたいまでの過剰なパワーを、巨費をかけて再現して欲しいです!
現在連載中の漫画の中では、DEATH NOTE、のだめカンタービレ、PLUTOを抜き、ブッチギリ1位で評価している作品。
重厚な世界観、巨剣の迫力、使徒の強さを、巨費をかけて再現して欲しいです。
「もしかしてこのマンガの面白さが判るのは、世界で俺一人かも……」と思わせるところが魅力。
動きのスピード感と迫力、不思議なタイミングで出てくるギャグを、巨費をかけて再現して欲しいです!
たぶんこの作品を、日本は誇った方がいいんだと思います。
ドタバタコメディを、巨費をかけて再現して欲しいです!
これは……デビッド・リンチあたりに、巨費をかけて再現して欲しいです!
最後の章の迫力は、「ぼくんち」を凌ぐと思います。
山の家の優しさと、成長の残酷さと、母の愛を、巨費をかけて再現して欲しいです!
小さい頃ピアノ教室で読んでいたのですが、幼心に「こんなに主人公が強いと、物語が成り立たなくね?」と心配になったのを、よく覚えています。
能力ありすぎてわけわかんないあの状態を、巨費をかけて再現して欲しいです!
すごいリアルな格闘小説。リアル……ですよね?
ジェット・リー辺りを主演に、巨費をかけて再現して欲しいです!
とにかく壮大な話なんだと思います。
巨費をかけて……の前に、まず物語がちゃんと完結して欲しいですね。
僕の中では村上龍の最高傑作。
SM界のナウシカを、巨費をかけて再現して欲しいです!
面白い小説ですよ。もっと評価されてもいい。
あの不思議な現実歪曲能力を、巨費をかけて再現して欲しいです!
この世の現実を客観的に見つめるあの視線を、巨費をかけて再現して欲しいです!
あの美しいロボットを、完璧に、巨費をかけて再現して欲しいです!
B級映画(ハリウッド版)(台湾、韓国版)じゃなくて、ちゃんと巨費をかけて再現して欲しいです!
最後に……この小説、読んだのはだいぶ昔なのですが、「壮大すぎで収拾つかなくなった」モノの代表格として、強く記憶に残っています。たしかお婆ちゃんが龍に変化して日本列島の上に覆いかぶさり、核ミサイルを全部受けきるんですよね?
ちゃんと2時間の枠内で、巨費をかけて再現して欲しいです!
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止まらなくなってきたので、この辺でやめておきます。
やっぱ巨費系となると、アクションやSFモノに偏りがちですね。
日本には、結構良質のオリジナルコンテンツ、ありますよね?