天皇が、日本のインディーズ音楽シーンに異常に詳しい可能性が出てきました。
なんかこの前皇居近の東御苑にいたんです。
そしたら、すごい大きな音が聞こえてきて……何かと思ったら……日比谷野外音楽堂(野音)の音だったんです。
日比谷公園と皇居の間には、遮りとなるような高い建物が何もないからでしょうか。荒々しいエレキギターのギグの音が、東御苑までガンガンに鳴り響いてきます。
公園と東御苑の間には、実際の皇居(天皇が住んでいるところ)があります。
つまり、皇居に住む人々、例えば天皇などは、ほぼ確実に日常的に野音のライブを聞いていることになります。
これってすごいことですね。日本国の象徴が、日々爆音に晒されてるわけですから。
何故、日比谷野音は、現在に至るまで、ライブをし続けることができるのでしょうか?
僕は天皇制については全然詳しくないですが、それでも彼は日本の象徴なわけだから、ほんの一言側近に、
「朕はあれをうるさいと思いなりけむ」
みたいなことを言えば、たちまちのうちに日本の闇の権力やら右っぽいニュアンスの方々やらが集まり、ほぼ瞬時にして野音は消滅すると思うんですよね。
でも、今でも日比谷野音は活発に活動を続けている。
このことは、つまり、
「天皇は、日比谷野音のライブを、楽しみになさっている」
ということを意味しているのではないでしょうか?
これはすごいことですよ。普段我々市井の人間のカルチャーに触れることはないであろうと思われていた天皇ご一家が、実は野音ライブの常連、いや、皆勤賞だったとは。
もしかすると、皇居には野音の音を増幅する装置みたいなのがあって、天皇のお住まいではほぼフルボリュームで、野音のライブをお楽しみになることができるのかもしれません。
もしかするとお気に入りのライブとかもあって、「去年のSWEET LOVE SHOWERのサンボマスターはマジ半端なかったなりけむ」みたいに思われているのかもしれません。
もしかすると、天皇ご一家は、野音のスケジュールを完璧に把握なさっているかもしれません。
ここでちょっと、日比谷野音のスケジュールを、確認してみましょう。
杉山清貴(2005年8月7日(日))、3B LAB.☆(2005年9月11日(日))、ZAZEN BOYS(2005年8月28日(日))、ケアリイ・レイシェル(2005年8月6日(土))、ゆらゆら帝国(2005年9月4日(日))、椿屋四重奏(2005年10月8日(土))、スターダスト・レビュー(2005年10月9日(日))、JAM Project(2005年10月30日(日))、銀杏BOYZ(2005年9月17日(土))、ナイトメア(2005年10月1日(土))、吉川晃司(2005年8月20日(土))、メリー(2005年9月10日(土))、Lightning Blues Guitar 05(2005年8月21日(日))、ジェイク・シマブクロ(2005年9月3日(土))、高中正義(2005年10月10日(月))、忌野清志郎(2005年8月14日(日))、サスケ(2005年10月2日(日))、SKA IS NOT DEAD ~SKA MUSIC(2005年9月19日(月))、頭脳警察、町田康、制服向上委員会など(2005年8月13日(土))、マキシマム ザ ホルモン、SHACHITHEイナズマ戦隊など(2005年9月23日(金))、登川誠仁、ディアマンテス、D-51など(2005年9月25日(日))
マニアックすぎ!
これら全てを天皇ご一家がお聴きになると考えると……日本、かなりいい感じの国になりつつあるのかもしれません。
日比谷野音でライブするみなさん、今後は、天皇にお聴きいただくつもりで、魂を込めてギグってみてはどうでしょうか?
今までにない熱いステージを演出できるかもしれませんよ?