A氏は、以前メキシコで、こんなピンチに見舞われたそうです。
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バスに乗っていました。乗客は自分以外は全員アメリカ人。
周りに何もない、砂漠に近いところを、ガタゴトと走っています。
ふとA氏は、自分が目的地に向かっていないのではないかという不安を覚えました。
間違ったバスに乗ってしまったのではないか?
とりかえしのつかない方向に来てしまっているのではないか?
そこで、バスの運転手に、英語で、このバスの行き先を尋ねました。
するとバスの運転手は、怒りに満ちた凄い形相で振り向き、こう叫んだそうです。
「No English!
Here is Mexico!」
ええっ(泣)!? 英語ダメなの!?
英語ですらギリギリでしゃべってんのに、その英語すらダメなの!?
スペイン語しかダメなの!?
絶望的です。A氏が唖然としていると、
バスの他のアメリカ人乗客たちが、にわかにざわめきだしたそうです(笑)。
そりゃそうですよね。英語さえしゃべれれば大丈夫だと思って、こんな砂漠のど真ん中まで来てみたら、なんと英語禁止だとは!
アメリカ人的には初体験に近いショックなのかもしれません。
結局、スペイン語が話せる人が一人いて、事なきを得たそうですが。
海外の、法があまり届いてなさそうな地域で、こういう目にだけは遭いたくないものですね。
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