「備えよ常に」。ボーイスカウトの格言です。
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前もネタにした、最近通ってる、ヒップホップでのスクールでのできごと。
このスクール、なにしろ生徒が全員1980年代生まれ(先生は僕と同世代で助かってますが)。僕は常日頃、一応話はしてるけど微妙に溶け込めてない状況を、打開したいと思っていました。
スクールは、終わってからしばし談笑します。
昨日も愚にもつかないことを色々話し合っていたのですが、そんなとき、ふと、ブログの話になりました。
僕は、
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
と思いました。ブログの話ならできるよ! 僕より明らかに上手い10代の人に混じって話ができるよ!
で、僕はおもむろに言いました。
僕:「あ、僕、ブログやってますよ」
みんなが「へー!」と言ってきました。視線が集まってる。
やった! とうとうこのスクールに溶け込むチャンスが来ましたか!?
そんなとき、いかにもギャルで今はダンスが最高に楽しい!クラブも最近行きはじめてて超面白い!みたいな感じの、18歳くらいの女の子が、無邪気にこういいました。
ギャル:「あー、わたし、ひとつ質問があるんですよー?」
僕:「なに? 何でも聞いて!」
ギャル:「あのー、ブログって何ですかー?」
答えられませんでした(泣)。
そりゃ「日記みたいなもんだよ」と言っちゃえば言えるよ!? でもこれだけブログやってて、ブログと日記は明らかに違うって身に染みて判ってんじゃん!
だから、今まさにブログを知ろうとしている人の第一歩に「ブログは日記みたいなもの」という刷り込みをかけることなんて、できない、できやしないよ!
しかも一切の専門用語を禁じられた状態だよ! 相手は、パソコンを触ったことすらないような、無邪気で夢いっぱいな10代だよ!
しばし言葉を失った後、僕は、
僕:「すみません、(ちゃんと説明できるように)修行し直してきます」
と言葉少なに答えました。
ギャルは既に、もうすっかりブログのことなど忘れ、ペットボトルに六角形と四角形の2種類の形がある超おもしろーいみたいなトリビア話に夢中になっていました。
僕がこのスクールに溶け込めるようになるには、あと10年ほどかかるかもしれません。
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