糖尿病って怖い病気らしいのですが、友人より、こんなサイトを教えていただきました。
どうやら、糖尿病と砂糖は関係ないというページなようです。
「ほほぅ」と思えるような文章が散見されます。例えば、
糖尿病と聞くと、砂糖が原因のような印象を受けますが、英語では「Diabetes Mellitus」つまり『体の中のものが溶け出す』という意味。日本語は、どうしても誤解を招きがちな言葉ですよね。
実際は、糖分を摂ると満腹感が得られるため、甘いものが好きな人は逆にやせているというデータもあります。
日本には昔から「良薬は口に苦し」という言葉があるように、体によいものは苦くてまずいものだという意識があります。つまりは甘くておいしいものは体によくない、というイメージが定着しているのです。
病名に「糖」がつくのは日本語だけです。
糖分の摂りすぎで糖尿病になる、という誤解により、砂糖の消費量は減ってきています。
現在の治療法は、総摂取カロリーの中でバランスよく食べることが基本になっています。脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖を適切に摂取させる方法なので、痴呆症になる患者も少ないというわけです。
砂糖は肥満の原因ではなく、逆に脂肪摂取を減らし、体重増加を防ぐもの。砂糖を多く含んだ食品は、糖尿病などの肥満に関連した疾病のリスクを減らす。
などなど。
このサイトでは、こんなキャラも登場します。
Ph.D.Edward L.Gibson
ロンドン大学医学部 健康と行動研究室特別研究員 医学博士
1981年ロンドン大学医学部卒業。バーミンガム大学研究員、ロンドン精神医学協会研究員を経て、'96年より現職。栄養やストレスが脳に与える影響、甘味と空腹感に関する研究など、摂取の中枢制御に関する研究多数。
いかにも信用がおけそうですね。日本人を説得するには外人の発言が効果的、という鉄則を忠実に実践しています。
某広告代理店のプレゼン資料でも、よく、ページをめくると突然外人の学者が出てきて、それっぽいことを述べているのを思い出しました。
年を取ると、糖尿病になりやすくなると言います。この記事が、みなさんの将来の生活にお役に立てるととても嬉しいです。
ですが……
ここまで読んでふと気付いたのですが、このサイト、「砂糖を科学する会」というところが主催してるんですね。
この会は、「社団法人糖業協会」というところが運営しているようです。
急に疑いの芽が膨らんできました。果たしてこの記事、どこまで真に受けていいのか……
でももう書いちゃったし、どうも気になる情報なので、ここに紹介させていただきます。
本記事は余裕で読み飛ばされるが長く人々の記憶に残るであろう(予言)。
糖尿といわれた日から読む本―糖尿病を克服する生活最前線
新井 基夫 (著)