同じ「IT」を使っていながら、かたやWebが進化しようとしている様を肌で体感し、ブログだとかmixiだとかfeedだとかなんとか2.0だとかいって、毎日のように新しいアイディアやサービスや分析を披露しあっているエリートたちがいて、かたやそのすぐ隣には、髪をかきあげながら「メールの文字は全部太字が基本でしょ?」と言ってのけ、しかし携帯でメールを打つ速度は異常に早いイケメンたちがいる。
その断層のあまりの深さに、めまいがします。また、どっちの方がいい、というわけでもないというところが、めまいに拍車をかけます。
そして、それだけ高低差があるからこそ、このITの業界には、まだまだ未知の可能性が残されているんだなあ、と思います。マーケットフロンティアがあるという意味でも、その断層から新しいアイディアを思いつくかもねという意味でも。
GoogleやYahoo!やAmazonやmixiや楽天やFlickrやdel.icio.usは、まだ氷山の一角しか掘り起こしてないのかもしれませんよ。当たり前のことですが、たまにこうやって文章にしないと、つい忘れちゃって「あいつら最強! 何もかも敵わない!」と思っちゃうんで。
なんか面白いことないかなあ。
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫 (著)