想像力は人間の持つ素晴らしい能力の1つだと確かに思うのですが、明らかに無駄な想像力というものもあるものだな、と、この前、痛感しました。
先日、電車に乗っていたときのこと。
花見のせいか、東西線は朝の通勤ラッシュ並みの混雑でした。
ギュウギュウ詰めの社内。
みんなが暑そうに息苦しそうに、なんとか数十分をやりすごそうとしています。
と、その時、
隣のサラリーマンが、ボソリとつぶやきました。
リーマン:「あのさぁ、人間がハリネズミのようじゃなくて、本当に良かったよな」
ええ本当に(棒読み)。
確かに人間がハリネズミのようだったら、満員電車に乗ったら血だるまの屍累々なことは間違いありませんね。
でもね、ほんのちょっとだけ、少し余分に想像力を働かせてみて。
もし人間ハリネズミのようだったら、そもそも満員電車で互いに串刺しになるような文化は、作ってこなかったんじゃないかな……
なんだか妙に僕を脱力させる出来事でした。
モノリスはこの事態をどのように受け止めているのでしょうね?
ザ・マインドマップ
トニー・ブザン (著), 神田 昌典 (翻訳), バリー・ブザン