このたびの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部になっている青岸渡寺ですが、
その成り立ちについては、どうしようもない脱力感や無力感を感じずにはいられません。
青岸渡寺は、熊野那智大社の隣にあるお寺です。
このお寺のはじまりは、約4世紀ごろ。
ある日、急に那智の浜に、インドから全裸のお坊さん「裸形上人」が上陸して来ました。
そして彼は、唖然とする大和の民には目もくれず、那智の大滝に飛び込んでいきました。
そして滝から上がってくると、小さな観音像を持っていました。
この像を設置したのが、青岸渡寺のはじまりだそうです……
またインド人か!(参考)
あー確かに、彼らならありえます。
全裸で他国にいきなり乗り込み、
なんの説明もなしに水の中入っていき、
今まで地元の人が見つけたことも無いようなおかしなものを拾ってくることくらい、
インド人だったら平気でやってのけると思います。
日本人のせせこましい常識を、
一瞬にして全て覆してしまった全裸のインド人が創建した青岸渡寺、
世界遺産になって当然です。
それにしても……
考えても無駄なことは判ってるんだけど……
なぜこのインド人は、全裸で日本にやってこようと思ったんだろう……
世界中の、
「いや確かにすごいんだけど、素直に素晴らしいって言えない違和感を感じる」
ものは、ことごとく彼らの作品なのかもしれないですね。
1500ピース つつじ咲く青岸渡寺-和歌山
エポック社