DJって、基本的には地味な仕事です。
イケメンじゃなく、超有名でもない、
特にアクロバティックなこともしない、
禿げたおじさんのDJは、
通常は、こんなアイドルのような脚光は、浴びないのです。
スーパーサイヤ人じゃないですよ。
この人はですね、
sonarsound2006に来ていた、
Senor CoconutというバンドのDJです。
Senor Coconutは、アトム・ハート率いる、南米のバンド。
マイケル・ジャクソンからYMOまで、
古今東西の名曲をチャチャやマンボにしてしまうという、
破壊的でひたすら楽しい楽団です。
10人編成ぐらいのバンドなのですが、
ライブの中盤くらいで、ミュージシャンは全員引っ込んで、
DJ1人のワンマンショーになったときが、上記写真です。
今までの、どこかのんびりしたマンボのリズムが突如消えうせ、
超高速のブレイクビーツが大音量で流れ、
ものすごいライトが点滅して、
天使のように輝きまくっているのですが、
その中心にいるDJは禿げて太った白人のおじさんで、
しかも無表情に、微動だにせず、
黙々とパソコンをいじっていました。
この人なりの、
「ウーーーーッ、マンボ!」
なんでしょうね。
ラテンなノリの表現方法は、様々ですね。
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セニョール・ココナッツ