同時にこの2つのニュースが出るところが、
「格差社会」を感じさせますね。
景気拡大「いざなぎ」に並ぶ57か月、月例報告判断へより:これにより、2002年2月に始まった現在の景気拡大局面は4年9か月に達し、高度成長期の「いざなぎ景気」(1965年11月から70年7月)に並んで戦後最長となることがほぼ確実になった。
10月の月例経済報告は景気の先行きについて、「国内の民間需要に支えられた回復が続くと見込まれる」とし、景気拡大が当面続く見通しを示す方針だ。
一方、内閣府が6日発表した8月の景気動向指数(速報値)でも、景気の現状を示す一致指数は77・8%と景気判断の分かれ目となる50%を5か月連続で上回った。内閣府は「現状は改善を示す水準にある」との判断を14か月連続で据え置き、景気回復が続いているとの認識を示した。
生活保護 初の100万世帯より:厚生労働省は六日、二〇〇五年度の生活保護の受給対象世帯が、月平均で前年度比4・3%増の百四万千五百八世帯となり、過去最高を更新したと発表した。保護世帯は一九九三年度以降、十三年連続で増加しており、五一年度の調査開始以来初めて百万世帯を突破した。
<中略>
昨年九月に新たに保護対象となった一万五千六百六十二世帯の理由をみると「傷病による」ものが最も多く42・8%。次いで「働きによる収入の減少・喪失」が19・5%、「貯金等の減少・喪失」が14・8%などと続く。生活保護を受給した人数で見ると、〇五年度は月平均で3・7%増の百四十七万五千八百三十八人だったが、過去最高だった五一年度の二百四万六千六百四十六人は下回った。
大きな問題な気がします。
以上、コラムでした。
格差社会の結末 富裕層の傲慢・貧困層の怠慢
中野 雅至 (著)