(写真はイメージです)
新年の誓いとして、
「今年こそ英語をマスターする」
をあげた人は、多いのではないでしょうか?
僕も毎年の事ながら、
今年も固く心に誓いましたよ。
そしてこれも毎年のことですが、
高校時代の同級生が実践していた、
「どうしても間違っている気がする英語勉強法」
を思い出しました。
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あれは高校2年のときでしたか。
当時、僕の通っていた高校の英語の授業では、
毎回「文章暗記テスト」が行われていました。
これは、あらかじめ用意された20本くらいの例文を丸暗記して、
それを授業の冒頭に書く、というテストです。
事前に予習して覚えてなんかくるはずがないので、
いつもクラス全員が授業直前の休み時間で詰め込もうとし、
その結果、毎回、教室中パニックに陥っていました。
そのパニックの中でも、
一番ウザかったのが、
八子(仮名)という同級生でした。
彼は、例えば、
「That is , なんとかかんとか」
という例文を、
以下のように読み上げて、暗記していたのです。
八子:「ザァット・イーズ、カンマァ」
カンマ言うな!
彼は、全部発音するんです。
しかも何やら妙に情感を込めて、やたらと大声で。
カンマ以外にも、
「I don't have なんとか」
の場合は、
八子:「アーイ・ドーン・アポォストロフィー・トー・ハーブ」
と、外人が聞いたらわけわかめで発狂しそうな読み方をしていたし、
そもそも全ての文章で、最後に、
八子:「ピィリオドー」
っていうし。
みんな必死になって暗記に努めている中で、
朗々とオペラのように記号を発音する八子は、
あまりに鬱陶しく、
邪魔で邪魔で仕方ありませんでした。
僕のクラスは、八子のせいで、
いつも英文暗記テストで、
全クラス最下位をマークし続けました。
そして、当の八子は、
あれほど周囲に迷惑を掛けまくっていたのに、
いつもほとんど暗記ができていませんでした。
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何が大事なのか見極めができてないときって、
全てが大事に思えてしまいますよね。
「記号まで発音してしまう」八子は、
まさに「何が大事なのか判らない」状態に
陥っていたのだと思います。
今年の英語勉強では、
いきなり全部やろうとせず、
小さい的に少しずつフォーカスしていって、
着実に階段を上っていこうと、そう思います。
まあ毎年そう考えて、そしてできないのですが。
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