「スーパーエッシャー展」限定発売だった、
「だまし絵ファスナーマスコット」のガチャガチャを、
コンプリートしました。
これは、先週土曜日に千秋楽を迎えた、
「スーパーエッシャー展」で販売されていたグッズです。
1回300円のガチャガチャ形式です。
ガチャガチャは、会場の入り口に設置されていました。
ギズモードでのイリクラエリさんの記事を見て以来、
「超欲しい!」と思っていました。
でもスーパーエッシャー展は激混みだしなあ……
とグズグズしているうちに、とうとう最終日に。
アーティストを尊敬する身としては、
当然、あるべき行為は、
「スーパーエッシャー展を観てその作品に感嘆し、
その想いが残っているうちに、
ガチャガチャを数回楽しむ」
なのでしょうが、
最終日になり、僕は思ったのです。
僕が本当にしたいことは、なんなのか、って。
そして気づいたのです。
僕はエッシャーのフィギュアが欲しいんだ。
だったら、会場まで行って、でも展覧会は観ずに、
ガチャガチャだけすればいいじゃないか。
そこまで割り切れたら>もうこっちのものです。
友だちの結婚式に行く前に、渋谷により、
100円玉20枚くらいを握り締め、
いざエッシャー展入り口へと向かいました。
行ってすぐ落胆したのは、
「だまし絵フィギュア」は既に完売していたことです。
しかし、「だまし絵ファスナーマスコット」は
まだあったので、それのコンプリート(8種類)を
目指すことにしました。
……アッという間に、2400円を使い切りました。
まだ4種類しか集められていません。
同じヤツが何度も出てしまうのです。
「ああ、もうダメなのかも。
コンプリートは諦めたほうがよいのかも」
と一瞬思ったのですが、
その日の僕は気力が充実していました。
ですので、いつもよりも、より一層
大胆な行動に出ることができました。
つまり……
重複しているマスコットを手に持ち、
気配を消して、なんとなくガチャガチャ周辺をうろつき、
僕が持っていないマスコットが当たった人を
目にしたら、すかさず近づき、
「僕のこれとそれ、交換しません?」
と、トレードを申し出たのです。
全く白い目で見られることはありませんでした。
むしろ、なにやら歓迎され、楽しまれた風でした。
トレードしたのは、娘と来てたおばさんとか、
カップルとか、そういう人たち。
トレードという行為が新鮮だったのか、
みんな喜んで応じてくれます。
そのうち、他の人の間でもトレードが流行りだし、
「スーパーエッシャー展」会場入り口は、
にわかに一大トレード会場と化しました。
そんな風にしてハレ状態の一時が過ぎた後、
気が付くと、僕はマスコットをコンプリート
していたのです。
非常にすがすがしい充実感でいっぱいです。
そもそもあまり収集癖がない僕にとって、
不思議の国のアリスの食玩フィギュア以来、
久しぶりのコンプリートです。
以下、大きめ写真で紹介しますー。
球面鏡のある静物
ドラゴン
でんぐりでんぐり
メビウスの輪II(赤蟻)
円の極限IV(天国と地獄)a
円の極限IV(天国と地獄)b
深み
滝(部分)習作
うーん、こうやって並べると、
やっぱりフィギュアの方も欲しくなりますね。
それにしても……
僕がこのエッシャーフィギュアの前に
コンプリートを目指したのは、
「不思議の国のアリス」の食玩。
今日、家にはアマゾンから諸星大二郎の最新作が届きました。
今一番来日を希望する展覧会はジョルジョ・デ・キリコのもので、
夢幻紳士はアダルトで幻想的なバージョンが好き。
マルホランド・ドライブは最高だった。
なんだか、自分の趣味が見えてきた気がします。
ピンと来た方、何かオススメがあったら教えてください。
ハートの国のアリス ~Wonderful Wonder World~
QuinRose~クインロゼ~
トゥルーデおばさん
諸星 大二郎 (著)
Giorgio De Chirico 1888-1978. Der moderne Mythos
Magdalena Holzhey (著)
夢幻紳士 幻想篇
高橋 葉介 (著)
マルホランド・ドライブ
出演: ナオミ・ワッツ, ローラ・エレナ・ハリング 監督: デイヴィッド・リンチ