ゲームなんて文化じゃない


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Game20070419

 
なにやら痛ましい事件が続いています。
そんな折、急いで書いたのでちょっと乱筆ですが。

日本コンテンツ大国にするための
課題やら他国実例やらを紹介している記事で、
強烈に違和感がある一文がありました。

日本の内閣の、
「知財戦略本部コンテンツ専門委員会」
というところのメンバーで、
東京大学大学院の教授でもある、
浜野保樹さんという偉い人の言葉なのですが……

 

20070419ent0703200011知はうごく:コンテンツ力(7-3)日本の戦略より:

「ゲームについては、ぼくは異論がある。アニメや漫画は感動をもたらすけれど、ゲームは、お金だけ持っていって、子供の時間奪ってますね。その人生にプラスアルファがない。宮崎さんとか他のアニメ見て、人生変わったという人はいると思います。心ふるえるほどの感動とか、ゲームは若干難しい。ビジネスとしてはいいかもしれないが、恨みをもたれる。かつてのエコノミックアニマルのコンテンツ番みたいにね。敬意も払ってくれない」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲームには感動がないって言ってるの!? この人?

それほどゲームオタクでもない僕ですら、
MOTHER2とかとか、
ドラゴンクエスト3とかとか、
そして何よりも、PC8801mkIISRのゲーム群とか、
自分がいたく感動し、
人生に影響与えたストーリーを持つゲームを、
サラッと思い浮かぶのに?

そして、ストーリーではなくて、
ポケットモンスターとか、
ゼビウスとかグラディウスとか、
スーパーマリオとか、
スペースハリアーとかドンキーコングとか、
バーチャファイターとかストリートファイターとか、
どうぶつの森とかメタルギアソリッドだとかワンダと巨像とか、
インタラクティブな新しい体験そのものを、
日本はたくさん生んできたというのに?

世界を支配するゲーム機の1/3は日本製だというのに!?

ゲームには教育効果があるということで、
今世界中が教育にゲーム要素を取り入れようとしているのに?

電車に乗ると、老いも若きも男も女も、
Nintendo DSやPSPでゲームをしているという状況があるのに?

宮本さんや小島さんや水口さんなど、
ゲームクリエイターとして、
世界中で神のような高い評価を受けている日本人も
多数いるのに?

 
この人は、アニメやマンガの受動的なそれとは異なる、
インタラクティブで積極的な行動が生み出す、
ゲームというカルチャーならではの感動に、
全く気づいてないか、もしくはそんなものには価値はないと、
そう言ってるの?

逆にゲームがカルチャーとしてすっかり根付き、
さらに広がっていこうとしている、この時代に、
日本国はゲームをバックアップしないと、そう言ってるの?

 
 
うわー超不安だ……
日本製ゲームのオリジナリティは、
もはや日本が誇る文化の1つだと思うけどなあ……
こんな人が多額の予算を握って、
日本のコンテンツ業界の行く末を決めようとしてるのかー。

むしろに、
ゲームがただの金儲けの手段にならず、
ちゃんとカルチャーとして成熟していくように、
国が上手にバックアップしていってあげるのがいいと思うけどなあ。
そういうjことにこそ、国は役に立つんじゃないのかなあ。

もちろん、文化が国の管理下に置かれるなんてことは論外だと思うし、
「国の支援がないと成長できない文化などなくなってしまえばいい」
という男らしい啖呵もあると思うのですが、
半導体だとかITだとか遺伝子周りとか、
あるいはフランス、アメリカ、韓国における映画のように、
業界が国からのサポートを受けられないのだとすると、
十数年後にはもしかすると、
ちゃんとゲーム業界をサポートした国の隆盛によって、
気がついたら、日本はゲームというジャンルで、
完璧に世界で存在感を失っているかもしれないですね。

よくわかんないですが。


 
 
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