昨日は体調悪いのをおしてBODY&SOULに行きました。
何より感動したのは、フランソワ・ケボーキアンの見事としか言いようがないカタコト日本語ぶり! 「ケイサツ クルカラ モウデキマセーン オヤスミナサーイ」って。あんな口調で何か言われたら、なんでも言うこと聞いちゃいそうです。
さて。
昨日は昼間の野外パーティだったこともあって、普段クラブでは会わないような友だちが、またその友だちや家族を連れて遊びに来ていました。
友人:「いちるさん、この子はね、○×ギャラリーで働いてるA子さん」
A子さんかー。はじめましてー。
友人:「A子さん、この人はね、昔お世話になった……えーっと……ブロガーのいちるさん」
……ちょっと待って。
友人:「なに?」
ブロガーって紹介するのやめてくれない?
友人:「えーなんでー? ブログやってるじゃん」
そうだけど…ブロガーって、キモくない?
友人:「お前がそれ言うのかよ! そんだけブログやってて!?」
いやだって、ブロガーだよ? 職業でもないし、世の中に役に立ってるわけでもないし、やってる光景が爽やかでもないし。
パソコンの前にはりついて、ニヤついたり難しい顔をしたりしながら、ノーチェックで世の中に駄文を垂れ流しているような、ブロガーってそんなんだよ?
初めて会った人の、僕の対外的な印象の大部分が「ブロガー」だったら、僕だったらかなりヒくね。たぶん90%の確率で友だちにはならないね。そして別の人たちとの飲み会で、
「いやーこの前、ブロガーとかいうのに会ってさー」
ってネタにするね。
友人:「でもいちるさんは昔、『○○会社の○×です』といって自己紹介している人を、『自分の前に組織がくるんだ。依存しすぎでキモいね』とか言ってたじゃない」
あー、そうね。今でもそう思ってるフシはあるなー。
友人:「だから趣味方向のことを言ってみたんだけど……じゃあなんて紹介したらいいの? ダンサー?」
……それも恥ずかしくて顔から火が出るね。そんな紹介されることが事前に判っていたら、体脂肪率が一桁台になるまで家から出なかっただろうね。
友人:「じゃあなに? やってる職種とか? 今の職種って何?」
……敢えて言うと、Webプロデューサーとかコンサルとかかなあ……
友人:「じゃあ『Webプロデューサーのいちるさん』でいい?」
それも怪しすぎない? もし僕がそんな人を紹介されたら、根掘り葉掘り質問して相手が怪しい人間じゃないということを確認するまでは、一切自分の心の扉は開かないね。
友人:「じゃあどうすりゃいいんだよ? 時間があるときならいいけどさ、パッと一言で紹介を済ませたいとき、どう言えば満足なわけ!?」
……最初のでいいよ……
友人:「というと?」
「……昔お世話になったいちるさん」ってのはどうだろう?
ブログスフィア アメリカ企業を変えた100人のブロガーたち
ロバート・スコーブル (著), シェル・イスラエル (著), 酒井 泰介 (翻訳)