
ザ・ブルーハーツ(現クロマニヨンズ……とか言ったら怒られるのかな……)は名曲を大量生産した奇跡のようなバンドでしたが、僕が最も好きな曲の1つが、「パンク・ロック」というナンバーです。
1987年くらいに発表されたこの曲は、「パンク」について、以下のように歌い上げます。
ボク パンクロックが好きだ
中途半端な 気持ちじゃなくて
本当に心から 好きなんだ
ボク パンクロックが好きだ
パンクという、暴力的でアンダーグラウンドで破壊性や自虐性をも込めたようなものに、これほど
素直でポジティブな言葉をあてたことに、当時のボクは
衝撃を感じました。全くもって通常のパンクの雰囲気からは外れていますが、逆説的に、
むしろパンクを感じました。
当時、パンクは一部の人以外には全く認められておらず、むしろ馬鹿にされ笑われ嫌われていました。
パンクは、今や完全に市民権を得ています。今はインディーズ的なものそのものが、アンダーグラウンドな日陰者でいることが難しい時代です。
じゃあ……今、当時のパンクに相当するような立場のものを当てはめると、どうなるのでしょう?
音楽だと難しいから……例えば……仮に、アキバ系のものとかどうでしょう? こんな感じで……