今日は成人の日で、20歳ではない僕もお休みです。
ところで今年は平成20年。ということは、とうとう今年が最後の「昭和生まれの人が新成人」ということになりますね。
来年から、平成生まれの新成人が誕生してきます。
平成生まれの新成人は、生まれたときすでに平成。生物学的な意味で「昭和を知らない」世代。
それってつまり……
彼らにとっての「昭和」は僕らにとっての「大正」みたいなものということですね。
彼らにしてみれば、昭和は、
「昭和? ああ、そんな名前の年があったらしいね、昔」
「中国に侵攻して、アメリカ相手に戦争して負けて、それから経済大国になった時代でしょ? 激動だったんだね」
みたいに本や思い出話の中でしか語られない、現実には体験しなかった時代。
緊張してきました。もしかして何気に大事件じゃないですか?
恐ろしく若い人たちが、すっかり大人として押し寄せてくるのですね。話合わなかったときのショックがデカいなあ。僕が新入社員の時の上司のおじさまたちの気持ちが、なんだかわかってきた気がします。
ぼくのイニシエーション体験―男の子の魂が育つ時
マリドマ・パトリス ソメ (著), Malidoma Patrice Som´e (原著), 山崎千恵子 ハイネマン (翻訳)
コネタ:バンジージャンプはどこかの村の成人の儀式だった