ちょっと凹む出来事があったと話していたら、nobiさんから「そういうときはリグレト」と教えてもらいました。
リグレトはサービスリリース時にちょっと触ったことがあるのですが、そのときは、テスト的に愚痴を書いただけなんですよね。だから感想も「ふーん、なるほど」くらい。
でも、今回みたいにガチで凹んだときに使うと……「これ、今の世の中に必要不可欠なインフラじゃね!?」という気すらしてきました。
あまりにも素晴らしかったので、改めて紹介させていただきます。
リグレトの素晴らしいところは、「アカウント登録が不要」なところです。これによって、手続きが簡略化されるだけではなく、時として微妙な内容にもなる「凹んだこと」を、匿名で共有することができます。
何か凹んだことがあったら、画面下部の「ヘコんだことをうちあける」をクリックして、
凹んだ内容を短く書きます。
すると、自分の発言がふわふわしたダイアログになって画面に浮かびます。
だいたい1時間くらい待って見てみると……自分の発言の上に、赤丸で囲まれて数字が書かれているのが目に付くと思います。これが「なぐさめメッセージの数」です。
そこで自分の発言をクリックすると、他の方からのなぐさめメッセージを読める、っていう感じです。
他の人を慰めたいときは、なぐさめたい発言をクリックして、画面下の「なぐさめる」ボタンを押して、ひとこと書いてあげます。
アカウント登録不要だし、匿名だから、100%じゃないけど、割と気軽にコメントがつきます。
見ず知らずの人に優しい言葉を投げかけてもらうと、たとえそれが現状の解決のためには見当外れなアドバイスだったとしても、なんだか癒されます。
1発言の文字数も短いし、発言自体が半日弱で消えちゃうので、大手小町のような「コメントを全部読むのに2日かかる」みたいな泥沼にはまることもありません。
携帯電話にも対応しているので、街中でちょっと利用することも可能です。
ちょっとだけ残念だったのは、なぐさめてくれた人に「ありがとう」を返すときにはアカウント登録が必要なこと。何かサービス的な理由があるのでしょうが、微妙な内容を書いたときとかは、アカウント登録を躊躇してしまいます。名前が相手に表示されないかどうかよくわからなかったし。
ここもアカウント不要だったらなお良かったのに。
とはいえ、不況だとかなんだとか、何かと凹むことが多い現代、こういう「人の暖かみ」をソーシャル化するサービスは、ますます求められるようになってくるんじゃないですかねー。
みんながみんな、ビジネス書にあるように「問題の発見とその解決」というルーチンで動けるわけじゃないしね。
ビジネススクールで身につける問題発見力と解決力
小林 裕亨 (著), 永礼 弘之 (著)