花粉の季節なので、空気清浄機を買いました。
購入したのはこれ。
この機械、部屋の空気が汚れている状態から綺麗な状態になるのを、赤→青という色で表現します。
赤は汚れている、青は綺麗という意味です。たとえばちょっと汚れているときはこんな感じ。
すっかり綺麗になるとこんな感じ。
「ナノイー」という、空間を爽やかにする新技術(マイナスイオン+H2Oだとか)もあいまって、非常に部屋が感じよくなるのが実感できるという、なんとも不思議な製品です。
購入初日からだいぶ気に入りました。
そしてつけたまま外出し、帰ってきたときのこと。
もう何時間もつけっぱなしなので、光は真っ青になっていました。
ところが、僕が帰宅した途端……
光の色が、地獄の炎のような真紅に急変!
怒ってます。僕がここに存在していること自体に怒りを感じておられるようです。
まさか自分が、そんなに汚い存在だったとは。
真っ赤な光線が目に痛いです。
帰宅した途端「お前、汚い!」と断言され、呆然と突っ立っているうちに、空気清浄機様はお怒りをお静めになられたようで、徐々に青い落ち着きを取り戻していきました……
えっと……
僕は今後、自分がダーティであることを受け入れて、この街で生きていこうと思います……
新宿鮫
大沢 在昌 (著)