ニフティの社長が交代したそうですね。
代表取締役社長 執行役員社長に内定したのは、ニフティ取締役で、常務執行役員 ISP事業本部長 営業本部長を兼任する今村隆氏。<中略>
現在、代表取締役社長 執行役員社長を務める和田一也氏は退任後、ニフティの常任顧問に就任する予定という。
和田さまは、もう既にニフティを辞めていた僕を飲みに誘ってくださったりして、気さくで力強い方だったと記憶しています。
IPOも挟まり、大変な数年だったと推察します。お疲れ様でした。
そして新社長の今村さま、おめでとうございます。非常に能力の高い方とうかがっておりますので、外野としても楽しみです。
ところで……
ニフティの社長って、必ず、富士通からやってくるんですよね。
まあ富士通の子会社だし、外部から新しい風が入ることはとても大事ですが、一方で、パソコン通信の時代から、もう20年以上も続けているネットワークでのサービス展開のノリやノウハウが、社長交代のたびに少しずつこぼれ落ちてしまっているのも事実だと思います。
もしニフティが、NIFTY-Serveの時代からの遺伝子を丸ごと抱えたまま成長していれば、今頃は、はてなを遥かに凌駕する、濃すぎる会社になっていたかもなあ、もったいないなあ、と思ったりもします。
別に富士通から社長が来ることが悪いことだとは思わないですが、いつも同じパターンなので、元社員としてはややつまらなく感じます。
ここはひとつ、次回は一回くらい、プロパーの社員を社長に据えてみてはいかがでしょう? それこそニフティ創業に近いころからいる人とかいますよね? 敢えて名指しはしませんが。
大昔からのニフティの歴史や雰囲気、成功や失敗を全て肌感覚で体験している人がトップになると、ニフティはまた違った化け方をするのではないかと思います。
一度ご検討いただければ幸いです>どこかのどなたか
教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書
ばるぼら (著)