先日、某タリーズコーヒーで、オードリーの春日とLifehacking.jpのmehoriさんを足して2で割ったような顔の大学生が、深刻そうに、先輩に進路相談をしていたのです。
なぜ面接が通らないのか、ずっと自問自答しています。先輩は静かに聞いてあげています。
このご時世の就職活動、大変ですよね。僕は少し同情していました。
ところが。
このよくある日常風景が、思いもよらなかった展開を見せはじめます。
それは1時間ほどしてからのこと。先輩は次の用事のために席を立ち、入れ替わるようにして、次は後輩らしき男女2人が、このLifehacking春日のもとへやってきたのです。
すると、
Lifehacking春日は、さっきとはまるで違った人かのように、口元に微笑を浮かべ、足を組んでリラックスしてふんぞり返り、先輩風を吹かすではありませんか。
待って待って! だってさっきまで、あんなにショゲてたじゃない!?
なにその変わり身の早さ!?
しかも……
Lifehacking春日は、タリーズ中に響くような大声で、朗々と「大学生のあるべき姿」を語り出したのです。
さらに……
その後輩へのアドバイスがことごとく名言だらけで、僕を含む彼の前後左右の客たちは、全員完璧に持っていかれてしまう羽目に。
いやはやすごいひと時でしたよ……
今思い出しても神がかった発言の数々。ここでその一部を紹介します。
【Lifehacking春日の名ゼリフ集】
「『最近の学生が元気がない』というのは、年寄りが自分たちの身の保全のために広めているデマだ」
「学生の熱いところを見せてやれ!!」
「全国の大学生が自分の大学のニュースサイトを作って、それを全部ヤフーニュースに流すのだ!」
「学生のグループを毎年表彰するアカデミー賞を作るのだ! 賞なら取材が入りやすい」
「オレたちはプロの芸人じゃないから滑る。だから拾える人間が大事なのだ」
「『拾える人間が大事』は脳科学的に証明されたことだ」
「オレはロジカルシンキングで罰ゲームを毎日考えている」
「学生時代に身につけるべきは外人のモノマネである。これは必ずウケる」
「俺たちって、小さいころからやりたいと思ってることとかたくさんあるけど、ほとんどの人が実際にはやったことないことが1つある。『お菓子の家を作る』ことだ!」
「インターネットでは写真を小さくしろ! 大きい写真だと、見た側がわかった気になって、そのまま画面を閉じてしまう」
今まで誰も聞いたことがないような人生の極意がビッシリで、目からこぼれるウロコがドントストップです。
しかも後輩がまたうまくて、いちいち「なるほどー」って感心するんです。
ツッコミの介在しない、ボケと受けというパターンの完成形を見た思いがしました。
彼はきっと、希望通りの仕事に就けると思います。
生活が落ち着いたら、ぜひ僕も後輩にしてくださいね。
オードリー DVD
出演: オードリー(春日), オードリー(若林)