今週水曜日(7月15日)まで上野の森美術館やってる話題の展覧会「ネオテニー・ジャパン」を駆け込み鑑賞してきました。
これはそこで買った、僕が超ウルトラに大好きな山口晃のTシャツです。
山口晃は「現代の大和絵師」と呼ばれる絵描きです。屏風に描かれた大和絵のような暖かく素朴なタッチと、ヒエロニムス・ボスのような細かいユーモアに満ち溢れた、いつまでも見飽きない大作を次から次へと発表しています。
例えば、これは「邸内見立 洛中洛外園」という作品の一部ですが、
(季刊プリンツ21より)
よく見ると、中央部分で、
ASIMOがおもちゃを引いてたりします。
で、買ったTシャツは、山口晃が以前よく使っていた「馬バイク」のモチーフをかたどったものです。拡大するとこんな感じ。
うー格好いい……この夏はこのTシャツがヘビーローテーションしそうです。
さて、肝心のネオテニー・ジャパンですが……個人的にはまあ普通、くらいでした。
新しいアーティストとの出会いを期待していたのですが、結局最高だったのは、この山口晃と、会田誠と、奈良美智。少し残念……
やっぱ一番の驚きは、この展覧会で展示されている作品が、全て1人のコレクター、高橋龍太郎による所有物だってことですよね。アートって、こういうパトロンっぽい人がもっとたくさんいると、いろいろと楽なんだろうな。
ところで僕、カイカイキキのMr.のごく初期の、レシートの裏に描いた忍者少女の絵を持ってて、手放したいのですが、こういう現代アートって、ネットのオークションとかできるんですかね?