明日は、9.11のあった日ですね。
犠牲者、ならびに勇敢に戦った方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
そういえば僕はあの日、シンガポールにいたんでした。
当時、両親がシンガポールに住んでいたので、頻繁に遊びに行っていたんです。
9.11の日は、確かあまりにもアジア料理ばかりで飽きたので、白人の集うステーキハウスに行きました。
そこのステーキは普通に美味しかったのですが、白人がやけに騒いでいて、まるで狂乱状態。
こちとら家族でまったりモードだったのに、あまりにうるさいので、さっさと食べてすぐに店を出ることに。
そしたら……帰りに車がパンクしちゃったんです。
何せ外国なので、「JAFっていうんじゃないだよねなんて名前だっけ?」みたいなところから調べなくちゃいけません。あまりに面倒だったので、パンクしたタイヤのまま、時速5kmくらいでガタゴトと帰路につきました。
家に帰ってテレビをつけると、ビルの爆破工事中なのか、建物から煙が出ていて、それが崩れ落ちるところでした。
まあ確かに迫力あるけど、なんでビルの倒壊なんか延々と映してるんだろう。やっぱシンガポールは文化が浅いから娯楽が少ないのかしら、とかぼんやりと思っていたのですが、
テレビ画面下部にずっと表示されていた「terror」という見慣れない単語が、テロを意味することに気づいたとき、「え!? え!? なに!? 何が起こってるの!? これテロ!?」と、ようやくステーキハウスの白人たちの騒ぎの意味を把握した、そんなことを思い出しました。
つまりですね……何が言いたかったというと……