昨日紹介したサウナ道を連載しているdailyvitaminsで、もうひとつ衝撃的なコンテンツを見つけました。
あみぐるみは可愛い。
それはただの偏見に過ぎないということを、痛いほど思い知ったんです。
だって、こんなんですよ?
あみぐるみから「可愛い」の要素がバッサリと削ぎ落とされ、
なんかモッサリしたものが次々と作られています。
この独特すぎるあみぐるみを編んだ方の名前は203gowさん。
業界では有名な天才編み師で、今まで誰にも習ったことがなく、完全に独学で編み続けた結果、ついうっかりこんなことになってしまったのだそうです。
途中で気づかなかったんですかね? だって普通、ネットとか本屋とかで調べるじゃないですか。で、可愛いあみぐるみをたくさん見かけちゃって、「わたしもこういうの作ってみたい♪」とか思ったりするんじゃないかなと思うんです……
……けど……
今の僕に足りないのは、こういう「原初の衝動にそのまま従う力」なのかもしれないな、と思いました。
なんでも小利口にあちこち調べて、周りと同じようにやってみる結果、優秀にはなれるかもしれないけど、異才にはなれない。いいモノは作れるかもしれないけど、わけのわからないものは作れない。
何も調べないで、ただ「編みたい」という気持ちだけでひたすら突き進むと、こんなにも世界にひとつだけの花を咲かせることができる。
なんだか凄まじいものを見てしまった気がします。個性の潜在能力って、すごいんですね。
ペネロペのあみぐるみ
タカモリ トモコ (著)