世の中はますます、本当になんでもアリになってきています……
松尾さんに教えていただいたのですが、ドラマ「ゴシップガール」でブレイクしているレイトン・メーステルが、歌手デビューを果たしたそうなのです。
レイトンの見た目はこんな感じ。いかにもアメリカの若きセレブといった感じ。超美人。
そしてその彼女の曲「Somebody To Love」が……
寝起き?
いやいやこれはありえないでしょう。声が出てないにも程があります。
歌が下手とかウィスパーボイスとか、そういうレベルじゃない。例えて言うと、学芸会でペットショップ・ボーイズのモノマネをしている小学生というか、ガールスカウトで真冬にキャンプに行かされて、朝6時に起床、すぐに川の水で顔を洗って直立不動して歌わされてる賛美歌というか。
聴き間違いようのないただの震え声じゃないですか。共演してるロビン・シックがどんだけ歌が上手いか、引き立ちまくりじゃないですか。
「えー! サビはいったいどうなるの!?」とドキドキしながら聴いていたら、サビの部分は100%他人の声じゃないですか……
なんだろうこれ? 素でこうなの? もしかして、最初に「CDを出す」ことが決まって、ボイストレーニングとか積んでもらえなかったのかな。なんか可哀想なくらいなんですけど?
それとも……もしかしてエンタメの国アメリカのことだから、わざとやっている?
「すごい美人なのに歌がド下手」。つまり、ポール・ポッツやスーザン・ボイルのような「見た目は不細工だけど歌は一流」の逆。庄治ゆうこの神ダンスをもっと本格的にした、みたいな。ありえる……
日本だけじゃなくて、世界中どこでも、芸能人は既にスキル勝負じゃなくて、キャラ勝負になっているのかもしれないですね。いろいろ大変だ。
ゴシップガール 〈ファースト・シーズン〉 コレクターズ・ボックス1
出演: ブレイク・ライブリー, レイトン・ミースター
Something Else
ロビン・シック
パッシオーネ~燃ゆる想い
ポール・ポッツ
夢やぶれて
スーザン・ボイル