先日、ライフネット生命の出口社長と対談させていただきました。
対談そのものについて上のリンク先を読んでいただくとして……
今回は、保険に対するスタンスを明確にできた、という点で、とても有意義な勉強をさせていただきました。
「生命保険ってどうしたらいいだろう」とお悩みの方っていらっしゃいますか?
そういう方は、こういう風に考えたらいいと思います。
● 自分が死んだとき、家族が生活を立て直すために、いくら必要か
● そのために、毎月いくらなら払っていいか
たとえば、年収が500万円で、妻と子2人で生活しているとします。
妻も共働きで年収300万円としておきましょうか。
自分の死について考えるなんて、まったくもって楽しい作業ではないですが……
もし自分が死んだら、家族のショックも大きいし、生活費も入ってこなくなります。
いずれは妻が生活費を稼がならなくてはいけないのですが、精神的に立ち直り、より多くの年収を得られるよう準備するため、最大で3年くらいの時間的な猶予を与えてあげたいと考えるとします。
そうすると……死亡保障は、次のうちどちらかか、その中間くらいになります。
2000万円(500万円×3年+葬式代500万円)
2900万円(800万円×3年+葬式代500万円)
そして、死亡保障が業界で最も安いと言われているライフネット生命の場合、上記の死亡保障は、月額3050円~4310円で購入できます(1975生まれの場合)。
飲み会1回分くらいですね。
「月々4000円で、家族の安心を買う」
という考え方が、この場合はできるわけです。
保険には、そのほか「ガンになったとき」などの、いわゆる「特約」があるのが普通ですが、r納得できない場合は、とりあえず特約は無視して、上記のような考え方で死亡保障を買っとくのは、ひとつの手かと。
応用編としては「ウチは子供いないし旦那は生活費稼げてるから、生保は不要」とか「子供は独立してるし年金もあるから、生保は葬式代だけでいい」というのもできますね。
元々の考え方がしっかりしていれば、ライフステージにあわせて、その時々で自分が納得できる保険を買えるわけです。
僕は新入社員のときに、「若いウチに入っといた方がトク」と生保のおばちゃんに説得され、朝日生命に入ったのですが、本当に自分がかけたいトコに保険をかけているか怪しいし、払ってる金額もイマイチ納得できなかったんですよね。
このたび僕はライフネット生命に申し込んだのですが、今回は自分で納得できる形になれたんじゃないかと思っています。
まあライフネット生命に入ることにしたのは、もう1つ理由があって、対談の中で、僕が一番気にしている「集めた保険金の運用の仕方」について、出口社長が、僕と同じようなビジョンを描いていたからなんですよね。
「生命保険」の会社であれば、集めたお金を、人々の生命をより健康的により長引かせることに運用していくのがいいんじゃないか、と。
そういう風に保険金を運用する生保があったら、それは税金に似ていて、自分の月々いくらを支払う価値があるんじゃないかと。
どうせ自分のお金を放り込むのであれば、自分が応援したい会社に放り込みたいと思うし、そのお金が、自分が良いと思うところに使われるのであれば、なお良いのではないか、ということも考えました。
もし生命保険やライフネット生命に興味をもたれた方は、以下のリンクをご覧くださいませ。
● 僕と出口社長の対談
● 出口社長の本「直球勝負の会社」の僕の書評
● 切込隊長と出口社長の対談
● 切込隊長の出口社長所感
● ちきりんと出口社長の対談
● ちきりんの出口社長所感と派生1、2
● 池田信夫さんの、ライフネット副社長の本の書評
● デイリーポータルZでのいじられっぷり
● はてな社長夫人と出口社長の対談
● コグレさんいしたにさんと出口社長の対談
● ライフネット生命が安いかどうかバトル1、2、3
● 社長(60歳)と副社長(30歳)インタビュー
● 保険の原価を暴露
● ライフネット生命の保険商品の案内
● ライフネット生命の保険金シミュレーション
直球勝負の会社―戦後初の独立系の生命保険会社はこうして生まれた
出口 治明 (著)
生命保険はだれのものか―消費者が知るべきこと、業界が正すべきこと
出口 治明 (著)
生命保険のカラクリ
岩瀬 大輔 (著)