フィギュアスケートの織田信成くんが、このたびご結婚だそうで。おめでとうございます!
彼はいいですよねー。顔がファニーで、平和そうで。でもどことなく品格があって。
いい家庭ができそうです。
ただ……
記事を読むと……
“フィギュア界の殿”が一国一城のあるじになる。
もし、パパになれば“18代目”誕生となる。
最愛のパートナーを得た次は、競技での天下取りが目標だ。
彼は一生戦国武将扱いをされるのでしょうね。
なんたって織田信長の末裔ですからね。
彼が滑ると、各国のアナウンサーが「かつて有名なサムライだった一族の出身」だとか「ゲーム『信長の野望』の主人公の子孫」と紹介するそうですから、たぶんどこに行っても、この話はついてくるのでしょう。
子供が生まれれば「お世継ぎ」と言われ、
家を建てれば「一国一城の主」と呼ばれ、
不倫をすれば「側室」ということになり、
優勝すれば「全国統一」だし、
優勝を逃せば「天下取りならず」になる。
アイスショーではいつ「人間50年」の舞いを滑るのかが期待され、
下手をやらかせば「大うつけ者」、
フリマに出店すれば「楽市楽座」で、
コーチが大事な試合直前に他の選手に鞍替えすれば、間違いなく「本能寺の変」扱いになるでしょう。
……あれ? なんだか楽しそうではあります。
まあ、信成くん自身も「鳴かぬなら それでいいじゃん ホトトギス」と歌を詠むほど洒落がわかる人みたいですしね。特に問題ないのでしょう。
読むだけですっきりわかる日本史
後藤武士 (著)