blogs.comの編集長の上野美香さん(Twitter)に誘われて、「タンジブル・ビッツ」の概念でコンピューターシーンでは世界的に有名な、MITメディアラボの石井裕(いしい・ひろし)教授(Twitter)とお話する機会をいただきました。
【参考】
プロフェッショナル、仕事の流儀
39歳でMIT教授!タンジブル・ビッツを生んだ石井裕
何故?問い続ける石井裕MIT教授のエンジニア哲学
メンバーは石井教授と上野さんとlhugaさん、sasurauさん、西健一さん。
正直いってこの面子の中でまともに会話とか無理! だって小鳥ピヨピヨですよ!? 努力すればするほどメッキがはげる! と最初から諦めていたので、とても力を抜いて、素直に楽しくお話をさせていただくことができました。
iPhone写真の達人sasurauさんによるスナップショットはこちら。
で、いま家に帰ってきて、改めて思い返すに……
どのお話も大変素晴らしく楽しかったのですが、特に印象に残って、また感銘を受けたのは……
ちょっと表現が難しいですが、石井教授が、何か1つの概念を表現するとき、
「AではなくBで、CではなくDで、EではなくFで、GではなくH」
と、複数の方向から、「何であって何でないか」という光を当ててお話されていたことです。
複数の観点から見ることと、ものを表(何であるか)と裏(何でないか)から見る、この両方を同時に行うことで、表現したいものがクリアに急速に浮かび上がってくる、そんな印象を受けました。
360度から当てられるレーザーっぽいというか、いきなり立体でディティールも結構ある、もう少しでタンジブル(触れる)んじゃないかというくらいクッキリしたものが現れるというかw
けど、厳しかったり威圧的だったりする印象はなく、むしろ青年のように若々しく柔らかい印象を受けました。娘が2歳で超絶可愛い癒し系だからですかね? わかりますわかりますとも可愛いですよねー
もちろん「何故?」もたくさん聞かれましたよw
上手く答えられなかったものもいくつかあって、未だに悔しく思いますw
それにしても楽しかった。さまざまな刺激を受けて、なんだか得した気がしました。
みなさまありがとうございました。今後とも何か機会がありましたよろしくお願いします。
プロフェッショナル 仕事の流儀〈13〉
茂木 健一郎 (編集), NHK 「プロフェッショナル」制作班 (編集)